150台限定の「ヴァリエテ」が登場
人気マルチパーパスビークル「カングー」に、美しいブドウ畑の風景をイメージしたレッドを纏った特別仕様が登場しました。今回の150台限定モデルはカラーバンパーとブラックバンパーがセレクトできます。詳しく紹介しましょう。
ボルドー地方の美しいブドウ畑の風景をイメージ
ルノーは人気のマルチパーパスビークル「カングー」の特別仕様「ヴァリエテ」を発表した。
フランス語でバリエーションを意味する名の特別仕様は、2023年10月に登場したスモーキーなボディカラー(グリ アーバン)でギア感を演出した150台限定モデルに続く、第2弾。今回は、ワインの産地であるボルドー地方の美しいブドウ畑の風景をイメージした深みのあるレッド「ルージュ カルマン メタリック」をボディカラーに採用している。ちなみにカタログモデルのボディカラーは、インテンスがブラウン、グレー、ダークブルー、ホワイトの4色、クレアティフがイエロー、ホワイトの2色、ゼンはホワイトのみとなっており、レッド系は用意されていない。
フランス北東部に位置するボルドー地方は、世界的にも有名なワインの一大産地。いくつものメジャーなシャトー(ワイン生産者)を中心に、カベルネ・ソーヴィニヨンをはじめとする様々な品種のブドウを栽培し、極上のワインを生産している地域だ。
今回の「ヴァリエテ」は最高出力131ps/最大トルク240Nmを発揮する1.3L直4ガソリンターボエンジンに7速AT(EDC)の組み合わせ。インテンスをベースとしたカラーバンパー仕様(427万円・消費税込/以下同)と、クレアティフをベースとしたブラックバンパー仕様(420万円)の2タイプが用意されている。カラーバンパー仕様には17インチアロイホイール、ブラックバンパー仕様には16インチのブラックスチールホイールが装着された。
また、マルチレールタイプのルーフバー、センターコンソールにはスマートフォンワイヤレスチャージャー、パーキングセンサー(フロント/サイド/リア)、イージーパーキングアシストが採用されている。
ブラックバンパーは日本専用仕様
カングーは日本でもキュートなスタイルと実用性の高さで大人気。3代目となる現行モデルは2023年2月に正式に国内への導入が発表された。ラテン語で“遊び”を意味する「LUDOS」と、フランス語で“空間”を意味する「ESPACE」を組み合わせた造語「LUDOSPACE(ルドスパス)=遊びの空間」が初代から受け継がれているコンセプトだ。
日本仕様は〝日本のユーザーの声を反映した日本専用仕様〞として、欧州では商用車のみに備わる観音開きのダブルバックドアとブラックバンパーを特別に採用している。先代モデルより全長が210mm延長されたことで室内が広くなっており、スクエアな形状とされたラゲージルームの容量も先代比+115リッターの775リッターに拡大しているなど、さらに使い勝手が向上している。オーバーヘッドコンソールをはじめ、室内収納が多いのもポイントだ。さらに、現行モデルは運転支援装備も充実。アクティブエマージェンシーブレーキをはじめ、アダプティブクルーズコントロールと、レーンセンタリングアシストを統合したハイウェイ&トラフィックジャムアシストなどが備わっている。