細部にもこだわった意匠が施される
貴重品を安全に保管できるマリナーキーボックスは、インペリアルブルーのレザーとマンダリン、インペリアルブルーアルカンターラの組み合わせとなる。ベントレーのシートエンブレムはキングフィッシャーで刺繍され、キャビン全体のコントラストステッチにも同色を使用。インペリアルブルーのオーバーマットにもキングフィッシャーマイクロパイピングが施され、マンダリンステッチとアウターバインディングが施されている。また、トレッドプレートには「One of One」のメッセージが刻まれているのも顧客仕様の表れである。
人気のパーソナリゼーション
今回、顧客からの要望により実現したベンテイガ EWBのデュオトーンのエクステリア仕様は、いまでは工場オプションとして提供されており、これは顧客がカラーとトリムにおけるオプションの提案に貢献した例のひとつである。
2023年に英国クルーにあるベントレーの工場を出荷される車両の約75%にマリナーのデザインが採用された。これは、2022年よりもマリナーのオプションが43%増加したことを意味し、ベントレーのラインアップ全体においてラグジュアリーなパーソナリゼーションに対する需要が高まっていることを証明している。
AMWノミカタ
初めてこのベンテイガ EWBのデュオトーン仕様を見たとき、「日本ではこれは無いな」と思ったほど奇抜に見えた。しかしカリフォルニアの太陽の下では、とても美しく映えるのかもしれない。マリナーはこんな仕様アリなの? と思えるモデルをときどき公表する。すなわちそれは顧客の要望したクルマはどんなに奇抜であろうが製作するという工場のケーパビリティを証明していると言えよう。日本では先日限定10台のベンテイガ アズール ニンバスコレクションが発表された。パーソナリゼーションにますます重きを置くベントレーの勢いが止まらない。