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首都高・高速で大地震が発生! 通行止めは震度いくつから? ドライバーが命を守るために取るべき行動をお教えします

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: AMW/写真AC

高速道路の場合

高速道路でも、基本的に対処法は同じ。高速道路では計測震度4.5(震度5弱に相当)以上で通行止めとなり、道路の点検が行われる。同時に、大地震の場合、本線車道は、緊急車両が通行することになり一般車両は走行できない。そして走行中、揺れを感じたら、ゆっくりと減速し、慌てずに左側路肩に停車して、エンジンを止めること。ただし、長大のり面の下、トンネル坑口付近では、震度によっては崩落の危険があるので、極力その場所をさけて停車するのが重要。沿岸部であれば、クルマを置いて高台に逃げる必要もあるので、素早い行動が必要だ。

やむを得ずクルマを離れるときは、エンジンを切って、パーキングブレーキをかける。さらにクルマを降りたら、路上や路肩ではなく、非常駐車帯やガードレールの外など、安全な場所に避難すること。また高速道路では、全体の災害状況を道路情報板やハイウェイラジオ、警察や高速道路会社のパトロールカー搭載のスピーカー、サービスエリアなどの拡声放送によって情報を提供することになっているが、自分でもカーラジオやスマホ(デマや流言に注意)で状況を確認するのも重要。

そしてNEXCOでは、車両火災が発生したときは、お互いに協力して、初期消火に努めるよう呼びかけている。ちなみに、危険物運搬車には、消火器の設置が義務づけられているが、できれば乗用車でも自主的に消火器を備えておくのがベターだ。(高速道路のトンネル内には、50m間隔で消火器・消火栓が設置されている)

長時間の立ち往生などに備える

その他、長時間の立ち往生などに備え、下記のものを常備しておくと安心だ。

・水(1L以上)
・軽食(保存が利いて調理なしで食べられるもの)
・灯火類
・スマホの充電器
・携帯トイレ
・応急医薬品
・防寒用のブランケット
・ロープ
・軍手

体験者によると、運転中に大地震が発生したら、パンクしたときのように突然クルマが激しく左右に揺れハンドルをとられるような感じになるとのこと。したがって、大きな揺れを感じたらハンドルをしっかり握って、落ち着いて、ゆっくり減速、停止して、深呼吸してから次のアクションを考えよう。

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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