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災害時だけでなくアウトドアでも便利! 愛犬と車中避難・車中泊で役立つアイテムとノウハウを伝授します

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)

  • スズキの純正アクセサリーのリラックスクッション。くるくる丸められる
  • 快適に眠るためにはマットは不可欠
  • 車中泊の寒さ対策ではマットなどが必須
  • 断熱シートや敷きパッドがあると寒さをしのぎやすい
  • 人用とは別に、愛犬用の避難グッズもまとめて準備しておこう
  • 愛犬の飲水用グッズはこぼれにくいものを選ぼう
  • 人用のグッズと一緒に愛犬用のグッズも一式揃えておくこともお忘れなく
  • AC100V/1500Wコンセントが付いていれば、湯沸かしポットや簡易電子レンジなども車内外で使える
  • 車中泊用のクルマは、AC100V/1500Wコンセントが付いている車種が理想的
  • セイワの「D615 DC-USBプラグA+C PD20W C/A to Cケーブルセット」
  • 見やすく取り出しやすくしておくのもポイント
  • いつでも使えるように車内に準備してある
  • 避難用品はカバンにまとめて準備しておこう
  • 必要なアイテムがぎっちり収まっている
  • 寝るとき以外にもクッションはあったほうがいい
  • ロゴスのミニバン用寝袋は使わないときには畳んでクッションとして使え、ふたつを連結させれば2人用の寝袋にもなる
  • 折りたたんで仕舞うとクッションとして使える
  • ホンダ・ステップワゴンのシェード。自動車用遮光カーテンは車中泊では必須アイテム
  • 遮光カーテンはプライバシー保護のためにも窓をしっかり覆えるものがいい
  • 自動車用遮光カーテンは純正品以外にも手頃な値段でも市販している
  • 自動車用遮光カーテンは簡単に取り付けられるようになっている
  • 簡単に取り付けられて便利な遮光カーテン
  • 日産セレナをフラットにすると、大人が足を伸ばして寝られる広さに
  • 車中泊/避難グッズの種類は豊富なので、クルマのタイプや各家庭の事情でチョイスしよう
  • 必要なアイテムを揃えて防災対策を
  • 愛犬との車中泊/避難で大事なのは充分な備えだ

愛犬と愛車で車中泊から車中避難までのノウハウ&グッズ解説

アウトドアブームでキャンプや車中泊を楽しむ人が増えていますが、じつはそれらの装備は震災などで車中避難をすることになった場合にも大いに役立つことが多いのです。2024年は大きな地震もあり、防災の備えに注目が集まっています。とくにマイカー旅行や車中避難の利用者は、愛犬と暮らしているがゆえにという事情もあるので、今回は愛犬との車中泊/避難にフォーカスして解説しましょう。

冬をテーマに、必要な装備や道具、便利グッズを紹介

愛犬を連れてアウトドア、車中泊を楽しむ。愛犬連れだと自由が利かない場面でも、クルマ移動、車中泊であれば、「ペットNG」と言われることなく、ドライブ、アウトドアライフ、就寝できるというわけだ。

理想はキャンピングカーであることはもちろんだが、ここではキャンピングカーまで踏み出せない愛犬家と愛犬のための、愛犬と愛車で楽しむ車中泊について、そのノウハウを紹介したい。前提は、夫婦またはカップルと犬1~2頭の場合だ(冬を想定)。

どんな車種が向いている?

愛犬と楽しむ車中泊であれば、クルマはミニバン(2列シート含む)系がいい。理由は想像通りで、室内が広く、天井が高く、シートのフラットアレンジがしやすいからだ。例えばファミリーミニバンの定番たる日産「セレナ」の最新モデルは、2/3列目フラットアレンジをすれば、それこそマットレス不要と思えるほどのフラット度とシートクッションによる寝心地の良さがある1台。

また、ホンダ「フリード+」といった、2列シートでラゲッジルームを上下に仕切るボードの使用によって、完璧に近いフラットスペースを出現させることが出来るコンパクトミニバンもお薦めだ。

ただし、フリード+や同じくホンダの「N-VAN」、VW「ゴルフトゥーラン」といったフルフラットアレンジが自慢の車種でも、フロアはボードだったり樹脂だったりするため、快適に寝るためのマットは不可欠。ここで問題になるのが、その収納方法で、かさばりすぎるマットの車載はNG。ホンダやスズキの純正アクセサリーにあるような、折り畳み式やくるくる丸めてコンパクトにしまえるタイプが使いやすい。

ちなみに、マットレスの上にシーツ……という日常的な寝床作成は、人間だけなら問題ないものの、愛犬同伴だと、実体験からお薦めできない。理由は犬がぐちゃぐちゃにしてしまいがちだからだ。わが家のジャックラッセルのようなダブルコートの被毛で抜け毛が激しい犬の場合、抜け毛がからみにくく、抜け毛が落ちても掃除しやすい表皮のマットレスを使うことにしている。スズキの純正アクセサリーのリラックスクッションは、くるくる丸められるアイテムだ。抜け毛は仕方ない……と思っていても、寝て起きたら飼い主の体中、抜け毛だらけ、では大変である。

快適な睡眠に必須なグッズとは

当然、就寝のためにはウインドウ全周を覆うシェード、カーテンが不可欠。ホンダ「ステップワゴン」やスズキ「スペーシア ベース」など、純正アクセサリーで全周シェードが用意されている車種なら、ジャストフィットするそれを使うのがベスト。

では、車種専用シェードやカーテンが用意されていない車種の場合は、アフターマーケットのカーテンを使わざるをえないのだが、専用設計の物は高価。そこで、わが家も使っている廉価な自動車用遮光カーテンが、セイワという自動車界では有名なカー用品メーカーの「楽らくマグネットカーテン」(スズキ「エブリイ」、「ジムニー」、トヨタ「ハイエース」は専用品あり)と、「楽らくマグネットハイブリッドカーテン」。マグネットで簡単に張り付けられ、さっと外せる使いやすさが気に入っている。遮光生地で、フロント、サイド、リア用を揃えれば、プライバシーが守られる車内空間ができ、周囲から覗かれる心配もない。ウインドウからの冷気も多少、遮断することができる。

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