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『あぶない刑事』ファンの父の影響で日産「レパード」を20年越しに購入!「7年かけて劇中車の港302号仕様にしちゃいました」

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)

  • 日産 レパードとオーナーの中島健太さん。中島さんは、club302の代表として、「レパードオープンミーティング2023」も取りまとめていた
  • 基本設計は日産「スカイライン」(7代目R31型)と同様。前期型で謳われたキャッチコピー「プライベート・クーペ」の言葉の通り、美しい2ドアクーペスタイルに多くの人が魅了された
  • 前後バンパーはXSからアルティマ用へと変更。前期型と後期型は同じ直線基調デザインながら、後期型ではわずかに流麗さが強調された。好みが分かれるが、この上品さも31レパードの魅力のひとつ
  • 購入時の走行距離は約18万キロを超えていた。そのため、ハンドルなど各部に使用感はあったものの、内装は比較的綺麗な状態だったそう
  • 当時の純正オプションではJBLスピーカーが設定されていた
  • このイベントで多くのレパードオーナーが装備していたのが、このマランツ製スタンダード無線機。マイクはもちろん、劇中で使用されていたものと同じ製品
  • 当時の電電公社(現在のNTT)から登場した自動車電話。1985年には全国通話が可能になっていた。これも港302号車には必需品
  • 『もっとあぶない刑事』最終話に使われている小物を模して、奥様が作ってくれたもの。中島さんの『あぶ刑事』愛は、家族の皆さんからも支えられているのだ
  • 2ドアハードトップ特有のドアの長さとシンプルさが、中島さんのお気に入り
  • 劇中でレパードを運転するユージの仕草で、中島さんがカッコイイと思うポイントが、このドアにかける指とそのドアの締め方だそう。さすが“セクシー大下”。昭和から令和の時代になっても、女性だけではなく男も魅了する刑事だったのだ
  • 劇中でタカとユージが愛用する拳銃も、モデルガンとガスガンで所有。このこだわりも父親からの影響だそうだ
  • 2015年に購入した愛車のグレードはXS。排気量2000cc、ツインカムターボのVG20DETを搭載する
  • エンブレムもアルティマ仕様へと変更。アンテナやパトランプの雰囲気は、劇中車そのもの
  • 後期型アルティマは、1988年から放送された第2期『もっとあぶない刑事』で使用された。ナンバーは隠してあるが、「45-05」は劇中車のナンバーと同じ

20代で手に入れたレパードで、『あぶ刑事』仕様を目指す

2023年11月4日に開催された「レパードオープンミーティング2023」には、日産「レパード」オーナーや『あぶない刑事』(あぶないデカ)ファンが集まりました。このミーティングを運営したclub302の代表が、こちらの中島健太さん。『あぶない刑事』のリアルタイム世代ではないものの、父親の影響で好きになった中島さんの日産「レパード」をご紹介します。

原点は『あぶ刑事』に夢中だった父の影響

『あぶない刑事』が放送された当時、中島さん自身はまだ1歳だった。しかし、20代でこの日産「レパード」を購入するほどクルマを好きになったきっかけは、父親だった。

「あぶない刑事が大好きだった父が、当時新車でレパードを購入したんです。でも、予算の関係で買えたのは2LでノンターボのXJというグレード。イメージとは違って遅くて、1年ほどで手放してしまい、その後は日産 Y31型グロリアに乗り換えたと聞きました。でも、私にはそのレパードが忘れられなくて、幼少期から自分もレパードに乗ると決めていたのです」

ちなみに、中島さんがまだ母親のお腹にいたときの話。陣痛が始まったタイミングは、『あぶ刑事』の放送真っ只中。早く病院に連れて行ってほしい母親に対して、

「あと15分でドラマが終わるから、それまで待ってて」

と、我が子の誕生よりも『あぶ刑事』を優先した父親。今でも母親から聞かされるというこのエピソードこそ、父親の『あぶ刑事』愛の表れだろう。

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