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まるで映画『カーズ』の舞台! セリグマンの街から全米に広がった情熱が「母なる道」の保存に繋がりました【ルート66旅_41】

まるで映画『カーズ』の舞台! セリグマンの街から全米に広がった情熱が「母なる道」の保存に繋がりました【ルート66旅_41】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

昼の賑わいも楽しいし夜のバーでの交流も楽しい

セリグマンを東西に貫くメイン・ストリートがまさしくルート66だが、小さな街だけあって中心部と呼べるエリアはごくわずかな範囲しかない。そこにルート66グッズを販売するギフトショップ、レストランやモーテルやガスステーションが並び、ツアーの観光客も多いため昼は結構な賑やかさだ。

復活のきっかけを作ったエンジェルさんが営んでいるショップはとくに人気で、コロナ禍の前は日本人を満載した大型バスが毎日のように店の前に停まり、ショッピングや映画『カーズ』から抜け出したような街並みを楽しんでいた。もうじき97歳のエンジェルさんが時おり顔を出し、観光客と一緒の写真撮影に応じてくれることもある。

ルート66のテーマパークみたいな昼も楽しいには楽しいが、個人的にこの街が一番面白く感じるのはなんといっても夜。観光客の大半がちょっとした観光と買い物だけで済ませるなか、コアなルート66ファンはモーテルに泊まってバーへ繰り出す。そこで各国からルート66を走りに来た旅人と交流したり、地元で暮らす方々と仲よくなって酒をご馳走になったり、そのお礼を兼ねて翌年は日本の土産を持って再訪するなど、セリグマンに泊まったおかげで交友関係は大いに広がった。

* * *

もっとも、私がセリグマンを「アメリカの故郷」と感じるほど、毎年のように訪れ何泊もするようになったのは違う理由がある。その出会いがなければ泊まることはなかった気がするし、何度もルート66を走ることすらなかったかもしれない。というわけで、次回は初めてセリグマンを訪れた、13年前にあるモーテルで起きた出来事についてご紹介しよう。

■「ルート66旅」連載記事一覧はこちら

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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