15歳から30歳までエントリーが可能
今回のテーマは「モビリティで2030を創る【X-Cityの提案】」というもの。6年後、実際に社会へ落とし込める内容の提案ということになる。前回は2040年の提案を募集していたが、20年近く先ということで提案も夢物語になってしまうのでは? という危惧もあったそう。前回の受賞者である坂井氏からも「机上の空論感があるな」という印象を持っているという話もあり、そのあたりも変更となったわけだ。
地上を動くものだけに注目しがちだが、最近はドローンなどもモビリティとして認識され始めている。陸海空もモビリティとして考えることはもちろん、モノの提案ではなく、モノだけでなくコトとも融合して課題解決をしてかなければならない、という視点に立っての提案も重要なポイントとなる。
これまでは学生ということで専門学校や大学・大学院の学生が対象だったが、今回はその対象年齢の幅も広げており、2024年4月時点で15歳~30歳(プロのデザイナー・プランナーは除く)という対象年齢となった。また組織をまたがるチーム編成も可である。
選考については前回までのコンテストを踏襲し、2030年、どこで、誰に向けてどのように使うのかといったモビリティの提案がわかるコンセプトシートを提出することになる。
スケジュールとしては2024年2月中旬にエントリーを開始し、4月下旬のプレワークショップを皮切りに10月までにさらに3回のワークショップを開催。そして2024年10月下旬に最終選考と表彰式が行われる。
若い世代からの、近い将来の新たなモビリティの提案に注目したい。