足まわりとホイールは徹底してこだわりを貫く
2023年12月3日(日)に神戸メリケンパークで開催された「AUTO FASHION import REAL powered by AUTO MESSE」。同年9月3日に同場所で4年ぶりの復活をとげ開催されたこのイベントの会場で、フォルクスワーゲン「シロッコ R-Line」のオーナーに詳しくお話を伺ったので紹介します。
デザインに惹かれてシロッコを購入
流線形デザインの見た目のカッコよさに惹かれて、2012年式フォルクスワーゲン シロッコ R-Lineを新車で購入したという、Toco-Zqさん。新車当時はホワイトのボディカラーだったというシロッコにとりあえず車高調を入れて乗り始め、ローンの返済を終えてお金を貯めてから全塗装・足まわりの変更など一気にカスタムに着手したのだという。
「全塗装は友達の鈑金屋さんでやってもらったんですけど、エアリフト製のエアサスは15時間くらいかけて自分で組みました。全塗装した色はトヨタ アクアの黄色です。このボディの形だったらこの色が合いそうだなと思ったのと、ぶつけたりしてもオートバックスとかでタッチペンが買えて、すぐ手に入るカラーだと思ったので。エアサスの足はすぐ組めたんですけど、配管のエア漏れを直すのに凄い時間がかかっちゃって、いろいろ試行錯誤しながらだったので時間がかかりましたね。アライメント調整だけは機械がないとできないので、お店でやってもらっています」
すり鉢状のホイールにこだわる
エアサスを入れたことでイベントなどでは着地状態で展示しているそうだが、走行時は車高調時代と同じ程度の車高にして走っているという。ちなみに車高調の時には車高が低くなりすぎ、メンバーにヒビが入ってしまったことが、エアサスに変更した要因のひとつだったそうだ。全塗装やエアサスの他にも、レムスのマフラーをベースにワンオフで製作した4本出しのマフラー、Rエアロパーツの装着、Rシート、フルコンなど各部に手が入れられているが、さらにToco-Zqさんがこだわったのが18インチのホールだ。
「すり鉢状のリムにしたかったんですけど、日本では手に入らないんでアメリカから18インチのすり鉢状のリムを買って、一般的に売ってるBBSの16インチのディスクを使用して3ピースで組み直しています。ディスクが16インチでリムが18インチだから、ディスクから外に向かって斜めに広がっていくように見えるんです。これで8年ぐらい乗ってるんですけど、問題はありませんね」
ホイールをあと0.5Jは太くしたい
新車購入からすでに10年以上乗り続けカスタムを行っているため、このシロッコはほぼ完成と語るToco-Zqさんだが、ホイールに関してはまだ考えていることがあるようだ。
「フロントが10Jなんですけど、加工したらあと0.5Jは入ると思うので太くしたいなと思っています。フェンダーは替えずに中を加工して収めたいですね。インナーフェンダーは1回ボロボロになったのでディーラーで購入して付け替えています。擦って穴が開いちゃったんですけど、見た目がドロドロになるのが嫌だったんで直しました。だからインナーフェンダーは付いた状態で、加工したいんです」