クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CAR
  • ランボルギーニ「チェンテナリオ LP770-4 ロードスター」の相場は5億円から! 新車価格の約2倍の値段に誰も手が出せない?
CAR
share:
ランボルギーニ「チェンテナリオ LP770-4 ロードスター」の相場は5億円から! 新車価格の約2倍の値段に誰も手が出せない?

ランボルギーニ「チェンテナリオ LP770-4 ロードスター」の相場は5億円から! 新車価格の約2倍の値段に誰も手が出せない?

投稿日:

TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: 2023 Courtesy of RM Sotheby's

購入してから71kmしか動いていない

チェンテナリオのデザインで最もインパクトがあるのは、やはり前後のセクションだろうか。ボンネットには巨大なエアアウトレットが存在し、フロントのバンパースポイラーから導入されたエアを排出するプロセスにおいてもダウンフォースの発生を担う。

ボディサイドを流れるラインもまた特徴的だ。ヘキサゴン=六角形は当時からランボルギーニが好んで使用してきたモチーフだが、それはサイドウインドウやエンジンフード、そして前後のフェンダーとサイドステップによっても構成される。リアの大型ディフューザーや可変式のリアウイングも見どころだ。

モノコックやボディのほとんどでカーボンファイバーを使用するチェンテナリオは、その乾燥重量がわずかに1520kg。その捻じり剛性は3万5000Nm/度に達するというから、いかに軽量で高剛性なモデルであるのかが分かる。

ミッドに搭載されるエンジンは770psの最高出力を発揮する6.5LのV型12気筒自然吸気で、これに7速のISR(シングルクラッチのセミAT)を組み合わせる。駆動方式はもちろん4WD。0‐300km/h加速を23.5秒で走り抜き、最高速では350km/h以上を可能にするというチェンテナリオ。それを手に入れるには、もはや世界的にメジャーなオークション・シーンに目を光らせているほかはないというのが現実だ。

今回の出品車は20台が生産されたロードスターのうちの1台。走行距離はわずか71kmというから出品者による使用はほとんどなかったといえる。主催者のRMサザビーズは300万〜400万ユーロ(邦貨換算約4億8000万円~6億4000万円)のエスティメート(予想落札価格)を掲げたが、残念ながら落札者は現れなかった。

現在は320万ユーロ(同5億1200万円)で応談という状態になっている。ちなみに新車時にチェンテナリオに設定されていた価格は175万ユーロ。その価値は大きく上がった計算になる。

12
すべて表示

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS