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1000キロ弱のアドベンチャーラリーにメルセデス「Gクラス」やユーノス「ロードスター」も参加! 北海道で「シバレルラリー」が無事開催されました

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

  • No.1 「Equip Sugawara」菅原/蒔田組(スズキ ジムニー)
  • No.2 「Equip Sugawara」高木/高木組(スズキ ジムニーシエラ)
  • No.10 「Revenge2023」田宮選手(トヨタ ヴィッツ)
  • No.38 「Team Lamb shabu」深町/三橋組(トヨタ ハイラックス)
  • No.40 「YOSHI2」小室/小室組(スバル レガシィRS)
  • No.55 「team WADA」和田選手(マツダ ロードスター)
  • No.77 「RAKU」鈴木選手(トヨタ ヤリス)
  • No.78 「NOBUYUKI TANIDA」谷田/増谷組(スズキ ジムニー)
  • No.87 「Tokujirou」田中/田中組(スバル WRX)
  • No.88 「PlanBee with WinFactory」濱口/井利元組(スズキ ジムニー)
  • No.130 「NS1」鮎沢/鮎沢組(トヨタ ライズ)
  • No.202 「Team202」石川/石川組(トヨタ ランドクルーザー)
  • No.300 「Team a2c」林/長谷川組(メルセデス・ベンツ G300CDI PROFESSIONAL)
  • No.459 「ODYSSEY」渡辺/長居組(三菱 デリカD:5)
  • No.511 「Offender」寺田/白石組(ランドローバー ディフェンダー90)
  • No.524 「Team NEXT」廣橋/石川組(スズキ ジムニー)
  • No.580 「8823Hayabusa」小山/小山組(スズキ ジムニー)
  • No.721 「Team BN One」平野選手(ジープ ラングラーサハラ)
  • No.810 「BATON BIKES」大塚選手(トヨタ ハイラックス)
  • No.954 「SPRING FIELD OUTDOOR CLUB」松原/伊藤組(トヨタ ハイエース)
  • 青木拓磨はアドバイザーとしてこのイベント全体をチェックしながら、SS走行前のブリーフィングなども担当。同時に参加者としてシバレルラリーを楽しんだ
  • 同じコマ図を使用するので、基本的には全車同じルートとなるはずだが、各参加者が自由に楽しむのもこのシバレルラリーの特徴で、隊列を組んで走ることはあまりない
  • ルートには絶景ポイントの情報も盛り込まれており、ルートを外れて見に行くことも可能。写真は斜里町にある「天に続く道」。全長約28kmの直線道路を見下ろせる
  • 絶景もグルメもだが、北の大地ならではの、動物たちにも会える機会も多い。写真の丹頂鶴はもちろん、エゾシカやキタキツネなども見かけることができた
  • No.24 「Geolander Takuma GP」青木/青山組(トヨタ ランドクルーザーGRS)
  • No.812 「TAGUCHI INC!」田口/田口組(スズキ エブリイ)
  • ラリーに使われるコマ図も実にゆったりと作られており、走行中常にコマ図とにらめっこしながらということはない。目印も特徴的なものが多く、それを見つける楽しさもある
  • No.616 「Team Haraguchi」原口/原口組(トヨタ ハイエース)
  • No.44 「syonan domannaka」青木選手(ダイハツ ハイゼット)

4回目の「シバレルラリー」に24チームが参加

2024年で4回目の開催となる「Shibareru Adventure Rally 2024(通称:シバレルラリー)」が、北海道の道東を中心とした舞台で2月22日(木)~25日(日)の3泊4日で行われました。今回は24チームが参加し、盛り上がりをみせました。

北の大地で975kmの距離を走りきる

シバレルラリーは、寒さが厳しい北海道の方言で凍てつく寒さのことを指す「凍(しば)れる」を名称として使用したラリーレイド。真冬の北海道を舞台に展開されており、真冬の北海道ならではの美しい風景や道を思う存分楽しめ、北海道の冬の魅力を十分体感できる機会となっている。ラリーという名称を使っているが、ラリーの形式をとりながらも、いわゆるタイム計測などの競技の要素を取り除いており、ちょっとした冒険ができる旅、といえる。

このラリー形式のアドベンチャーツーリズムは、2021年の第1回目が20台、2022年が17台、そして2023年は25台が参加。今回は30台がエントリーをしたものの、北陸からの参加者が震災の影響で出走を見合わせるなど、結果的には24チームが参加することとなった。

北海道の楽しさをアピールしたいとシバレルラリーを主宰するビッグタンクは、夏にはノースアイランドラリーなどライダー向けのラリーイベントも開催。そちらの参加者がドライブも楽しみたいということで参戦するケースも多いが、パリダカ(現:ダカールラリー)で長年参戦を続けてきたレジェンドの菅原義正選手や三橋 淳選手、そしてアジアクロスカントリーラリー2023で総合優勝を果たしている青木拓磨選手も参加している。

が、もちろんそんなトップラリーストの技術が必要かというと、そうではなく、普通免許証があれば参戦が可能と敷居は極めて低い。

参戦車両は、最低航続距離300kmで、車検を受けており(違法改造車はNG)、自賠責保険に入っていること、そしてスタッドレスタイヤを装着していることが条件だ。装備が求められるのは、スノーブラシやけん引ロープ、そしてバッテリージャンプコードと三角表示板、発煙筒、ガラスハンマー、シートベルトカッター、懐中電灯といった内容となる。

雪道のドライブについては、集合場所で雪道慣れの1本目のSSが行われる。SSは通常のラリーならスペシャルステージの略、ということになるが、ここでは「“滑らす”ステージ」のSSと呼んでいる。このSSはクローズドコースでの設定となっており、今回は毎日設定されている。タイム計測もないのだが、しっかりと雪上でのドライビングの家訓を行ったうえで各車は手渡されたコマ図を頼りにルートを進んでいくことになる。

といってもこのコマ図も必ずしも通過しなければならないということではない。通過地点(CP=チェックポイント)は設定されているものの、CPの通過義務はなく、旅行を楽しむための提案として示されている。つまり、ここを回ると絶景などに遭遇することができますよ、といった具合。CPも各日の最終目的地も座標軸で知らされているため、道を外れたところで問題はなく、各車は自由にラリーを行っていく。

今回は道東を巡るルートとなった。暖冬となった2024年は、北海道も例外ではなく、例年以上に雪のないルートを走行することとなったものの、それでもラリー期間中の降雪もあり、雪もそれなりに楽しめることとなった。ルートは、新千歳モーターランドでの車検およびブリーフィング、そして直後のSSを行ってから各車がスタート。初日は日高を抜けてサホロまでの185.86km。2日目は釧路までの253.34km。3日目は弟子屈〜斜里〜北見を回る321.10km。最終日は北見峠を超えるルートで旭川に入ってフィニッシュの3泊4日となる。

期間中には、初日にラリー主催者による夕食会、最終日には完走者の証であるフィニッシャープレートの授与も行われるフェアウェルパーティが開かれた。

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