クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • SPORT
  • 来場者5万人!! 勝田貴元選手とモリゾウ選手がデモラン! 初開催・初コースの「RALLY三河湾」が無事開催されました
SPORT
share:

来場者5万人!! 勝田貴元選手とモリゾウ選手がデモラン! 初開催・初コースの「RALLY三河湾」が無事開催されました

投稿日:

TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

  • JN-1クラスで常にトップをキープし続けた勝田範彦/木村裕介組(GR YARIS RALLY2)
  • JN-1クラス表彰台。ホモロゲーション取得モデルとしてのトヨタGRヤリス ラリー2の初優勝となった
  • 表彰式の終了時には花火も上がり盛大に締めくくられた
  • 大村愛知県知事をはじめ、開催地元の蒲郡市はもちろん、岡崎市、豊川市、幸田町の各首長が顔をそろえて表彰式が行われ、初代勝者の勝田範彦&木村裕介選手を称えた
  • このラリー三河湾の開催に合わせ、ラグーナビーチ(大塚海浜緑地/蒲郡市海陽町)にはベンチが設置された。これはトヨタ自動車創業者の豊田喜一郎氏のトレードマークである「丸めがね」をイメージしたデザインで、3月3日に除幕式が行われた。ベンチの名称は「見果てぬ夢」という
  • 今回から新たに創設された「MORIZO Challenge Cup(略称MCC)」では、最終ステージで逆転した山田啓介/藤井俊樹組がMCC優勝(かつJN-2クラス優勝)となった
  • JN-1クラス3位には福永 修/齊田美早子組(アサヒ☆カナックOSAMU555ファビア)
  • 今回JN-1クラス2位に入った新井大輝/金岡基成組(Ahead Skoda Fabia Rally2)

蒲郡で初めてのラリー開催。果たしてその評価は?

20年にわたって開催されてきた新城ラリーに代わり、「RALLY三河湾2024 Supported by AICELLO」が全日本ラリー選手権第1戦として2024年3月1日~3日に愛知県蒲郡市とその周辺で開催となりました。詳細をレポートします。

3日間で5万人の来場者を数えた

全日本ラリー2024シーズンの開幕戦には、全クラス合わせて90台がエントリーした。JN-2クラスに勝田範彦/木村裕介組、奴田原文雄/東 駿吾組、そしてヘイキ・コバライネンに代わって今回スポットで参戦することになった田口勝彦/北川紗衣組の3組がGRヤリス ラリー2で参戦。さらにJN-2クラスに若手育成カテゴリーとなる「MORIZO Challenge Cup」が組み込まれ、ここに8名の若手ドライバーが挑戦するなど新たな仕組みも取り入れられるシーズンとなった。

今回設定されたSS(スペシャルステージ)は、隣接する岡崎市、豊川市、幸田町をまたぐ距離の長い山間部のコースと市の中心部に近い短いギャラリーステージを組み合わせ、初日に7つ、2日目に6つのSSが用意された。山間部のステージの、側溝が深く狭いコースは落ち葉などの堆積も多く、どの選手にとっても初めてのコースということもあってサバイバル戦となることが当初から予想されていた。

そして迎えた競技当日は、「三河のからっ風」と呼ばれる、冬のこの地方特有の北西の強風に、雪もちらつくこともあった寒い週末に。ラリーを前に金曜日の夕方にはJR蒲郡駅の駅前に設けられた特設ステージでセレモニアルスタートも行われ、多くの市民とラリーファンが見守るなかで実施された。

競技は最初のSSとなるSS1ヒメハル(6.51km)では、JN-1クラスの車両が出火したこともあって、多くの車両が走行キャンセルとなり10番手以降の選手には同一タイムが与えられる展開からスタート。SS6幸田遠望山ショート(3.45km)でもJN-1クラスの新井敏弘/井上草汰組が、側溝にタイヤを落としてリタイアを喫するなど厳しい戦いが繰り広げられることとなった。競技2日目も、SS11キズナで看板の設置位置がレッキ時と変更となったことによるミスコースが頻発したことからステージキャンセルもあった。

初日から、SS1でトップに立った勝田組と、今回のラリーがほぼマシンのシェイクダウンだという新井大輝組がベストを取り合う展開となったが、新井組の猛追を受けながらも、最終的にはトップの座を譲ることのなかった勝田組が優勝。2023年のプロトタイプではなく、ホモロゲーション取得モデルとしてのGRヤリス ラリー2での全日本ラリー選手権初勝利を手にすることとなった。

シーズン開幕戦にして初開催となった「RALLY 三河湾」では、世界ラリー選手権参戦中のドライバー勝田貴元選手と、モリゾウ選手こと豊田章男氏(トヨタ自動車会長)がデモンストレーションランを行い、初開催ラリーに華を添えた。サービスパーク周辺には、周辺地域のブースや企業ブース、さらには飲食関連の出店も多数あり、家族連れやカップルでにぎわってい、この3日間で5万人の来場者を数えることに。

蒲郡市の鈴木寿明市長は次のようにコメント。

「本当にたくさんの皆様のご尽力により、このRALLY三河湾が開催でき、ご協力に感謝しています。各会場を回ってきましたが、それぞれの会場でクルマ好きのファンの皆さんがラリーカーが疾走する”非日常”を楽しんでいらっしゃいました。また、お子様が沿道で手を振って応援している姿も見かけました。われわれは駆け出したばかりですが、新城ラリーから引き継ぎ、一歩一歩モータースポーツの文化を育てていきたいと考えております。蒲郡市として環境を整えていけるよう、今大会は終わったばかりですが、すぐに課題を集約して、1つ1つ解決しながら、来年を迎えたいと思っています」

すべて表示

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS