まるでカロッツェリアが手がけたスーパーカー
この流麗なフォルムに対してインパクト抜群のシザーズドアがより印象を高めるが、それ以外にもボンネットやリアハッチに入れたエアブラシアートもアメリカンテイストでカッコいい。『ワイルド・スピード』で表現される、セクシーなカスタムカーの世界観をうまく表現している。
また、このZ33は逆輸入車をベースにしているので、左ハンドルとなる。その内装はすべて張り替えられ、イエローとオレンジのコンビカラーで統一。他にも見た目が派手なインテリアの中に、あえてクロモリ素材のパイプ剝き出しのロールバーが斬新で、スポーツカーであることを忘れていない点をアピールしている。
足まわりは4輪独立のエアサスに交換してベタベタの車高に。ホイールはアメリカのホイールメーカー、INFINITEWERKS「BR」をセレクト。ディスクは特注のブラッシュド加工を施し、リムはクロームのオーダーメイド品だ。日本ではあまり見かけない珍しいホイールなので、注目したいポイントである。
ロングノーズの美しいクーペスタイルは、まるでカロッツェリアが手がけたスーパーカー。ここまで振り切ったカスタムになると、もはやベースなんて関係ないといっていいかもしれない。すべてはカッコよければそれでよし、なのだ。