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謎のスーパーカー登場! 現行「フェアレディZ」かと思いきや「Z33」でした。カスタムの全貌を解説します

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

まるでカロッツェリアが手がけたスーパーカー

この流麗なフォルムに対してインパクト抜群のシザーズドアがより印象を高めるが、それ以外にもボンネットやリアハッチに入れたエアブラシアートもアメリカンテイストでカッコいい。『ワイルド・スピード』で表現される、セクシーなカスタムカーの世界観をうまく表現している。

また、このZ33は逆輸入車をベースにしているので、左ハンドルとなる。その内装はすべて張り替えられ、イエローとオレンジのコンビカラーで統一。他にも見た目が派手なインテリアの中に、あえてクロモリ素材のパイプ剝き出しのロールバーが斬新で、スポーツカーであることを忘れていない点をアピールしている。

足まわりは4輪独立のエアサスに交換してベタベタの車高に。ホイールはアメリカのホイールメーカー、INFINITEWERKS「BR」をセレクト。ディスクは特注のブラッシュド加工を施し、リムはクロームのオーダーメイド品だ。日本ではあまり見かけない珍しいホイールなので、注目したいポイントである。

ロングノーズの美しいクーペスタイルは、まるでカロッツェリアが手がけたスーパーカー。ここまで振り切ったカスタムになると、もはやベースなんて関係ないといっていいかもしれない。すべてはカッコよければそれでよし、なのだ。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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