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【今さら人には聞けないホイールの基礎知識】買う前に知っておきたいデザインや構造・製法で何が違う?

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: weds/佐藤亮太(SATO Ryota)/冨川真一(TOMIKAWA Shinichi)/白谷 賢(SHIRATANI Ken)/日産自動車/日産モータースポーツ&カスタマイズ

  • 鋳造2ピースのワーク「シュヴァート ブルネン」
  • 国内初の鍛造3ピースとして誕生したウェッズ「レーシングフォージ」シリーズの「NR」
  • 高性能モデルのパフォーマンスを最大限に引き出す5本スポークのニスモ「LM GT4」
  • バランスが取れたシルエットを意識したRMP「050F CG」
  • 5本スポークのスポーティさが際立つRMP「050F CG」
  • 細かい13交点メッシュで魅せるウェッズ「マーベリック 1613M」
  • 足もとで繊細さや高級感をアピールできるメッシュタイプを採用したウェッズ「マーベリック 1613M」
  • ディッシュデザインがポイントとなるウェッズ「ノヴァリス アセットD1」
  • 繊細かつ軽やかなフィンデザインで魅了するウェッズ「レオニス FR」
  • フィンデザインが特徴的なウェッズ「レオニス FR」
  • 3ピース構造。極細の20本フィンを採用したレオンハルト「イリオスCV」
  • 3ピース構造。極細の20本フィンを採用したレオンハルト「イリオスCV」
  • 1ピース専門ブランドのウェッズ「レオニス MV」
  • ディッシュデザインを取り入れたウェッズ「ノヴァリス アセットD1」
  • 鍛造製法と鋳造製法の違い
  • ホイールの構造の違い

ホイールの基礎知識を紹介

クルマの足もとの定番ドレスアップとして、また走りにも大きく影響するホイール。純正品にせよ社外品にせよクルマに欠かせないパーツですが、構造や製造の方法によってメリット&デメリットはさまざま。それらの基礎知識を改めて紹介します。

1/2/3と分けられるピース構造

構造や製法、デザインで性能はどう変わるのか、さっそく見ていこう。まずは、ホイールの1/2/3ピースと分けられる構造について。1ピースはリムと呼ばれる外周にあたる部分とディスク、いわゆる面の部分が一体化しているホイールのことを指す。剛性が高く重量面も有利なためスポーツ系のホイールに多く採用され、また製造コストが2ピースや3ピースより安く純正ホイールの主流でもある。

いっぽうデザインの自由度はさほど高くなく、迫力のあるディープリムにすることも難しい。2ピースはディスクとリムを繋いで一体化したホイールで、デザインの自由度が高くなることが強みといえるだろう。またインセットを細かく設定することが可能で、1ピースと異なりディープリム化も自由自在だ。ただし構造が複雑になるため製造コストは高く、重量も1ピースに比べて不利なことは否めない。

そして3ピースはリムをアウターとインナーに分割して、ディスクを加え合計3つの部品を合体させている。インセットの細かな設定は2ピースと同様で、より複雑なデザインを作り出すこともできるため、ドレスアップ系のユーザーからの人気が高い。

しかしながら製造の手間や構成パーツは2ピースを超え、それは当然ながら市場で流通する価格にも反映される。コストパフォーマンスが高く軽さや剛性も武器の1ピース、バランスがよく現在のメインストリームといえる2ピース、圧倒的なデザイン性で高級ホイールの代名詞である3ピース。例外はあれどそれぞれの特徴を大まかに書くとこうなる。

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