HKSの輸入車向けブランドVIITSからついにエアロパーツが登場
国内最大級のチューニングパーツメーカーであるHKS(エッチ・ケー・エス)は、イタリアン・ホットハッチのアバルト「595/695」の楽しさとポテンシャルに着目して欧州車向けチューニングブランド「VIITS(ヴィーツ)」を立ち上げ、これまでアバルト用のサスペンション、マフラー、ブーストコントローラーなどを展開してきました。そして2024年2月29日、ついに待望のボディキットが発売。HKSならではの技術とこだわりが詰まったその内容を解説します。
HKSの参入によってアバルトのチューニングシーンが進化中
イタリア生まれのアバルト595/695はコンパクトカーでありながら1.4L直4ターボエンジンは180ps(コンペティツィオーネの場合)のパワーを発揮。純正のままでもストリートからワインディング、サーキットまで多彩なシーンでキビキビかつパワフルな走りを満喫できるホットハッチとして人気を集めている。さらに小さなボディとシンプルなメカニズムの恩恵で、ちょっとイジるだけでその効果を実感しやすく、チューニング系のアフターパーツも豊富にマーケットに流通しているのも人気の秘密だ。
国産チューニング界の雄、HKSが2021年に新ブランドのVIITSを立ち上げ、アバルト595用のサスペンションやマフラーなどを発売したことで、日本国内でのアバルト人気はさらに加速。いまや多くのメーカーやショップが個性ゆたかなアバルト用パーツを続々とラインナップに加えて、さらなる盛り上がりを見せているのだ。
GR86/BRZで培われた空力の技術をアバルトにも投入
今回発売されたVIITSアバルト595/695ボディキットは、トヨタ「GR86」およびスバル「BRZ」用に展開しているHKSボディキットTYPE-Sで培われた空力の技術をアバルトに投入したものだ。風洞試験やサーキットでの高速実走試験を積み重ねて、安心して楽しめる品質を実現。純正バンパーとのマッチングを重視した保安基準適合内でのデザインで、ボディラインを崩さずHKSのエアロ技術を融合した、主張しすぎないスタイリングとなっている。
ボディキットを構成するのはフロントスポイラー、サイドスポイラー、リアサイドフィン、リアディフューザーの4つ。すべてCFRP製でクリア塗装済みなのでそのままアバルトに取り付けが可能となっており、パーツはフルキットの購入も個別購入も可能だ。
フロントスポイラーはサイドにバージパネルを装着することでドレスアップのみならず後方への整流効果を発揮。サイドスポイラーとリアサイドフィンにもバージパネルが備わり、アバルトのボディサイド全体のエアロダイナミクスを向上させる仕組みなのだ。
CFRPならではのビジュアルで高級感をアップしながら、モータースポーツで鍛え抜いたHKSのノウハウも凝縮されたアバルト595/695用ボディキット。アバルトチューニングの次の時代の扉を開くアイテムとなりそうだ。
■VIITS BODY KIT for ABARTH595/695
【価格(消費税込)】
・フルキット 99万8800円
・フロントスポイラー 24万2000円
・サイドスポイラー 29万7000円
・リアサイドフィン 18万1500円
・リアディフューザー 32万4500円
【公式ウェブサイト】
https://www.hks-power.co.jp/product/aero/abarth.html