ビートのカスタムコンセプトはGT300風
きびきび走るコンパクトスポーツカーが好きで、19歳の時にホンダ「ビート」を購入したというMURAKIさん。そのクルマもかなりイジッていたが、新たなクルマを作るために箱替えし、このビートは2台目。レーシングカーを彷彿とさせるルックスを実現するべくGT300風ボディリメイクを決行しました。
ポイントはバーチカルマウントGTウイング
昔からクルマが大好きで、大学時代に自動車部に所属していた経歴を持つMURAKIさん。乗り物好きの乗りたがりということで、サークルメンバーのクルマも含めて、これまでにもさまざまなクルマの乗り味を経験して来たが、その中で自分の肌に合ったのがホンダ「ビート」だったと話す。
現在28歳のMURAKIさんは、きびきび走るコンパクトスポーツカーが好きで、19歳の時にビートを購入。そのクルマもかなりイジッていたが、新たなクルマを作るために箱替え。このビートはじつは2台目ということだった。
MURAKIさんが愛車に施すカスタムの方向性は、ビートの印象をよりスポーティに魅せるドレスアップだ。そして、今回の2台目では、そのカスタム内容も初代よりも過激なスタイルを狙って、レーシングカーを彷彿とさせるルックスを実現するべくGT300風ボディリメイクを決行! ポイントはリアにマウントしたバーチカルマウントGTウイングと、3気筒なのに6本出しのワンオフマフラーにあると話す。
ワンオフにこだわって自分流を貫く
フロントバンパーは純正をベースに加工し、イエローのヘッドライトにはイカリングをセット。サイドステップはスタジオリベルタ製を装着し、リアバンパーもワンオフマフラーに合わせて大胆な加工を施している。
また、オープンにすると極太の斜行バー付のロールゲージがあらわとなり、見た目もさらにレーシーな雰囲気を醸し出すように工夫。シートも真っ赤なブリッド製ジータ4をセットしているため、スポーツカー好きの走り屋であることも一目瞭然だ。
このルックスであれば、とうぜんエンジンはスタンダードというわけにはいかない。オーナーに話を聞いてみると、排気量は660ccのままだがピストンを交換し、純正サイズながらもNAチューン王道であるハイコンプ仕様にしている。また、補器類については、エアクリーナーをパワーチャンバーに交換し、オイルクーラーを追加。より冷える工夫としてラジエターとの組み合わせでVマウント仕様にしているというから、鋭い視点でチューンアップを施している。実際の効果も上々で、効率よく冷えるという。
外装の真っ赤なボディカラーは、オーナーこだわりの特注色のバレンシアレッドパールだ。ボンネット、トランク、ウイング、ホイールをブラックにしてスポーティにコーディネイトしている。
内装パネルは、ボディカラーに合わせ黒と赤でコーディネート。本当は純正のまま、ギャップを楽しむ仕様を狙っていたが、ダッシュボードを含めたパネルの状態が悪く、経年劣化と日焼けによって、色抜けしてボロボロボロだったので、レッドレザーをDIYで貼って補修したということだった。
今後の予定はエンジンチューニングをより進めながら、そのパワーユニットにふさわしいスポーティなスタイルにすること。なるべくツルシの外装パーツは使わずに、ワンオフにこだわってオリジナリティを高めるとのことだった。