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スバル「BRZ R&D SPORT」が公式テストに向けアップデート中! 2024シーズンのSUPER GT300クラスでリベンジなるか!?

2024年シーズンを戦うSUBARU BRZ R&D SPORT

コンビ結成10年を迎えたふたりに注目!

スバルのモータースポーツ活動やパーツ開発を行うスバル・テクニカ・インターナショナル (以下、STI)が、2024年シーズンもSUPER GT GT300クラスへ参戦。2024年2月末に富士スピードウェイにて、今シーズンを戦うSUBARU BRZ R&D SPORTのシェイクダウンテスト&お披露目会が行われました。

今シーズンはカーボンニュートラル燃料が使用される

2021年シーズンには初のクラスタイトルを獲得し、2022年シーズンも最終戦までタイトル争いを繰り広げたSTI。2023年は2度のポール・ポジションを獲得し速さは見せつけたが未勝利に終わり、やや不完全燃焼な1年になってしまった。それらの反省を踏まえ、車体のフロア付近の形状が変更されたほか、3月末から始まる公式テストではフロントフェンダーにも手が加えられる予定だ。また車体についても、随時アップデートが実施されるとのこと。

さらに2024年シーズンからは2023年のGT500クラスへの採用に続き、GT300クラスへも1年間導入が延期されていたカーボンニュートラル燃料(以下、CNF)が使用されることになる。CNFは従来型の化石燃料を50%、木材チップを原料にした燃料を50%ずつ混合した合成燃料だ。CNFへ対応するためには、メカニカルな部分や燃焼プログラムを変更する必要があり、そのセッティングは非常に複雑である。STIはオフシーズンの期間に徹底して対策。いち早くCNFにマシンを合わせ込み、開幕戦からライバルたちに差をつけることで、2021年以来のクラスタイトル獲得を目指していくとのことだ。

ドライバーラインアップは2023年シーズンと同様に、井口卓人選手と山内英樹選手のコンビを継続。2人は2024年で、コンビを結成してから10年目を迎えた。お披露目会場で井口選手は次のようにコメント。

「妻よりも一緒にいる、山内選手とコンビを組んで10年目です(笑)。昨シーズンは1勝もできず、最終戦前にチャンピオンを獲得できる権利を失ってしまい本当に悔しい1年になりました。今シーズンは、チャンピオン奪還に向けて燃えております」

マシンのカラーリングに関しては、2023年と大きな違いはないものの、注目はルーフ部分。視認性の向上を目的に、北米で人気を集めるNASCARのマシンのように、カーナンバーのロゴがルーフ上にプリントされている。

さらにお披露目会では、SUBARU BRZ R&D SPORTの レースクイーン(レースアテンダント)を務めるBREEZEのメンバーも発表された。2024年はチーム在籍3年目の楠木 絢さんと、2年目の桜田莉奈さんに加え、新人レースクイーンの青山美咲さん、K-1ガールズやグラビア活動でも人気が急上昇中の一ノ瀬のこさんが新加入。一層スポーティでクールな印象になった、2024年シーズンのコスチュームも見逃せないポイントだ。

2024年シーズンのSUPER GTは、2024年3月16日(土)〜17日(日)に岡山国際サーキット、3月23日(土)〜24日(日)に富士スピードウェイで行われる2度の公式テストを経て、4月13日(土)〜14日(日)に岡山国際サーキットで開幕戦を迎える。王者奪還を目指すSUBARU BRZ R&D SPORTの走りと、新体制になったBREEZEのメンバーたちの笑顔を見届けに、サーキットへ足を運んでみてはいかがだろうか。

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