ユニークな特別仕様が登場
ジープの人気クロスカントリー車「ラングラー」から、ユニークな特別仕様が登場しました。世界中のジープオーナーの間で流行しているのが、「ジープ ダック」という可愛いムーブメント。ジープオーナーが街で素敵なジープを見つけたら、その車両にメッセージを添えたアヒルを置いておくというものです。そんなムーブメントにちなんだ仕様で、アヒルのおもちゃが付いてきます。
アヒルが取り持つオーナーコミュニケーション
ジープ ジャパンはジープブランドの本格クロカンであるラングラーの特別仕様「ラングラー アンリミテッド フリーダムエディションII(Wrangler Unlimited Freedom Edition II)」を発表。すでに正規ディーラーにて販売が始まっている。この特別仕様は、メッセージとともに小さなおもちゃの「アヒル」を車上に置くというアメリカのオーナー間での流行「ジープ ダック」にちなみ、マスコットやデカールなどを備えたユニークな仕様だ。
ベースとなるのは、ラングラーのベーシックグレードとなる「アンリミテッド サハラ」。最高出力272ps/最大トルク400Nmを発生する2L直4ターボエンジンを搭載し、学習機能が備わる8速ATが組み合わされている。電子制御のセンターデフを備えたセレクトラックフルタイム4WDを備えた。
ちなみに、ラングラーの国内でのラインアップはアンリミテッド サハラ(870万円/消費税込、以下同)に加え、同じ2Lターボを搭載する「アンリミテッド ルビコン」(905万円)。こちらはさらにオフロード性能を向上させたモデルで、セレクトラックをベースに4Lのギア比を低レンジとした4WDシステム(ロックトラック4×4システム)、前後ディファレンシャルをロックするトゥルロック(フロントスタビライザーを解除することでアクスルのストロークを増す)や、電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトシステムなどを搭載する。
2022年に登場したプラグインハイブリッドの「アンリミテッド ルビコン 4xe」(1030万円)は、2L直4ターボに2基のモーターを組み合わせており、最長42km(WLTCモード)のEV走行も可能となっている。
ジープ ダック トーイ(非売品)が付いてくる
ジープ ダック(Jeep Duck)とはカナダのオーナーがきっかけとなりアメリカ全土で流行しているムーブメント。ジープオーナーが素敵なジープを見つけたら、その車両にメッセージを添えたアヒルを置いておく、というものだ。
アヒルを置かれたオーナーはそれに小さな幸せを感じ、その小さな幸せを受け渡すように他のジープにアヒルを置く、というオーナー同士のコミュニケーションアイテムとして広まっていったという。ちなみにジープブランドもこのムーブメントを受け、2022年のデトロイトショーでは高さ約18mもの巨大なアヒルを登場させたという。
今回の特別仕様にはそんなアヒルを基にデザインされたジープ ダック デカールをテールゲートに貼付。フロアマットにもデカールと同じデザインの刺繍が施された。さらに、130mmサイズでポリエステル製のジープロゴ入りアヒル「ジープ ダック トーイ(非売品)」も付いてくる。こちらはアメリカでジープ ダックに多く用いられているものより大きめ(約W130mm×H120mm×D160mm)で、水辺でもバランスよく浮かび、笛まで備えている。また、特別装備としてドライブレコーダー付きディスプレイミラーもついているので、ドライブ時に安心な仕様となっている。
ボディカラーはブラックとホワイトに加え、オフロードカーとして人気の高いサージグリーンを用意。価格はベースモデルより71万円安い799万円となる。