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スズキ「ジムニー」にピックアップトラック仕様登場! バッドフェイスがカッコいい海も山もアクティブに遊べる公認車とは

乗車定員は2名の2シーターモデルとなる

タフなルックスが自慢のカスタムしたスズキ ジムニーを紹介

大阪オートメッセ2024(以下OAM)には今年もたくさんのスズキ「ジムニー/ジムニーシエラ」が展示されました。仕様もさまざまで、欧州車ルック、レトロスタイル、かわいい系、アウトドア系、オフローダー系など注目すべきバリエーション豊かなカスタムカーが集結。その中で、AMWが注目した1台が現行型ジムニーをピックアップトラック仕様にしたカスタムカーです。その名も「ESTIRO グリーン チョッパー号」。このネーミングからも興味がそそられます。

乗車定員は2名の2シーターモデル

アクティブなワイルドさを主張するカスタムが流行し、その主流がオフローダーに向けられた。そして、近年ではよりタフでワイルドなルックスを求めてピックアップトラックにも目が向けられるようになった。

今回、大阪のカスタムショップ「ESTIRO」が手がけたスズキ現行JB64W型「ジムニー」は、そうしたピックアップトラックの要素を取り入れた1台だ。そのため、乗車定員は2名の2シーターモデルとして登録。構造変更申請を出し、公認車として製作したという。

今回、ESTIROがジムニーをベースに製作したピックアップトラックは、その寸法の影響から正式なピックアップトラックというには荷台が短い。じつはこういうクルマに対する呼び名があり、あまり聞き慣れないが「SUT」と呼ばれている。

よく耳にするSUVは、スペース・ユーティリティ・ビークルの略で、機動力が高く仕事や買い物などさまざまな用途をオールマイティにこなせるモデルとして便利なクルマだ。対してSUTは、スペース・ユーティリティ・トラックの略で、従来のSUVに比べて、遊びやファッション性に特化したスタイル重視のモデル。ピックアップトラックほど大きな荷台を持たないため、利便性は落ちてしまうがスタイルはカッコよく、ストリートでのアピール度が高いことから近年注目を集めている。

このSUTを代表するモデルとしては、シボレー「アバランチ」、キャデラック「エスカレードEXT」、マンソリーによるメルセデスAMG「G63」のカスタムカー「スタートルーパー」あたりになるだろう。

ESTIROはそういったスタイリッシュでカッコいいSUTに注目し、オリジナルボディキットを装着した特別な1台を会場で披露した。考えてみれば、過去のジムニー史にはピックアップトラック仕様があった。1980年に登場した2代目SJ40型ジムニーには、ピックアップトラックモデルが存在。したがって、現行ジムニーにピックアップモデルがあっても何ら不思議ではない。

カスタムカーであることを猛烈にアピール

「ESTIRO グリーン チョッパー号」のルックスは最高にカッコいい。勇ましいフロントフェイスは同社のバッドフェイスグリルを装着し、ボンネット中央にはエアインテークを、その左右には3連ダクトを配置してカスタムカーであることを猛烈にアピールする作りだ。リベット止めのオーバーフェンダーとオフロードタイヤであるROADCRUZA「RA3200」、そしてWORKのホイール「クラッグ・ガルバトレ(CRAG GALVATRE)」を組み合わせることによって、さらにワイルドな雰囲気を主張する。ホイールのディスクはボディ同色のグリーンとし、リムはオールブラックで引き締めているのもポイントといえるだろう。

ピックアップ化についてはルーフをカットし、強度を考えた専用パネルを製作して加工。極太のロールバーをマウントし、泥遊びだけでなくマリンスポーツといったアクティブな遊びでも活躍する1台として完成させた。

サスペンションについては、オリジナルショックにラテラルロッドを組み合わせることで3インチアップさせている。もっと車高を高くすることも可能だが、全体のフォルムと走りを考えると、この3インチアップのバランスが良いという結論になったそうだ。

外装パーツについては、ESTIROオリジナル製品なので購入可能。だが、2シーター化については特別仕様車なので要相談となる。公認まで取得しているため、コンプリートとして販売することも可能だ。興味のある方はESTIROへ問い合わせを。

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