全て右ハンドルを採用した日本市場だけの40台
シボレー「コルベット」から、アメリカンスポーツカーの伝統と魂を表現した2つの限定モデルが発売されました。2つのエディションにそれぞれクーペとコンバーチブルの、計4バージョンが用意されます。全て右ハンドルを採用し、日本市場だけの計40台となるスペシャルモデルはどのような仕様なのでしょうか。
日本初採用のホイールを装着
初代「C1 コルベット」のデビューから70年以上の歴史を持ち、世界中のモーターファンを魅了し続けるスーパースポーツカー、シボレー「コルベット」。その伝統と走りの魂を具現化した2つの特別限定車「エディション・サーヴ・ワン(EDITION CERV I)」と「ヘリテージ・エディション(HERITAGE EDITION)」が登場した。全国のシボレー正規ディーラーネットワークにて販売が始まっている。
それぞれのスペシャルモデルを見ていこう。エディション・サーヴ・ワンは、かつて試作された幻のミッドシップマシン「CERV I(シボレー・エンジニアリング・リサーチ・ビークル)」をモチーフに、エッジブルーのストライプが卓越した走りを象徴する。またミッドシップの最新型コルベットに、コルベット開発の父であるゾーラ・アーカス・ダントフの魂を重ね合わた。他にも日本初採用のホイールやエッジイエローのブレーキキャリパーが、特別な1台であることを印象付けている。
もう1台は、真っ赤なインテリアと深みのあるグレーのエクステリアカラーを組み合わせたヘリテージ・エディションだ。伝統的なアメリカンスポーツの先駆けとなったC1 コルベットは、全車に真っ赤なレザーが採用されていた。その伝統と情熱にオマージュを込め、鮮やかな「アドレナリンレッド ディップド」のフルレザー内装で表現する。エクステリアには、日本初採用の「シーウルフグレー トライコート」を導入。メタリック粒子と3層ものペイントコートが生み出す、独特の質感と深みのあるグレーカラーがさまざまな表情で見る者を魅了する。
戦闘機にも近い感覚を味わえる
2つのエディションは、全て右ハンドルを採用。日本市場40台のみのスペシャルモデルだ。ベースとなるクーペタイプは、エディション・サーヴ・ワンが「クーペ2LT」、ヘリテージ・エディションは「クーペ3LT」となる。それぞれコンバーチブルタイプも用意し、計4バージョンを揃える。脱着可能なルーフをもつクーペとわずか16秒でフルオープンにできるコンバーチブルは、どちらも魅力的な仕様となっている。
エンジンは、最高出力502ps/最大トルク637Nmを発生するV型8気筒を背後に配置する。5代目となるLT2エンジンは先代よりもスポーティ感が強調されたデザインとなる。またミッドシップレイアウトを採用したことでコクピットが40mm前方へ移動した現行コルベットは、ドライバーが戦闘機にも近い感覚を味わえるようになっているのも特徴のひとつだ。
価格はエディション・サーヴ・ワンが1510万円(消費税込)から、ヘリテージ・エディションは1740万円(消費税込)からとなる。国内40台限定のプレミアムなモデル。気になるAMW読者は全国のシボレー正規ディーラーネットワークへお問い合わせを!