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バブル末期の90年代に湘南で大流行! いま見てもおしゃれなデートカーとサーファー御用達のクルマを紹介します

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: TOYOTA/HONDA/NISSAN/AMW

湘南サーファーにとってSUVは必須アイテムだった

まずはトヨタ 初代~3代目「ハイラックスサーフ」である。そもそもその車名の通り、サーファー御用達の1台で、当時の第一次といえるかもしれないSUVブームの火付け役でもある。ルーフにサーフボードを乗せ、ガラスハッチを開けて広大なラゲッジルームに吊るしたウェットスーツをチラ見せできたのも、ハイラックスサーフの人気の所以だった。

もちろん、日産からもサーファー御用達のSUVがあり、それが日産「テラノ」。テラノをルーツとする北米車「パスファインダー」は、VG30型エンジンを積む共通点から、SUVの「フェアレディZ」と呼ばれたこともあるらしい。いずれにしても、1990年代の湘南サーファーにとってSUVは必須アイテムであったのである。

そしてもうひとつ人気だったのが、日産「サニーカリフォルニア」に代表されるステーションワゴン。それも、アメリカンなカントリースタイルを完結させるサイドのウッドパネルによるドレスアップを施すことが前提である。その、ある意味本物!? といえたのが、1990年代のアメ車のビュイック「リーガル エステート ワゴン」の木目調サイドパネルが張られたモデルだ。

当時はヤナセが輸入していて、もちろん左ハンドル。西海岸のサーファーを気取れる、湘南でも威張ることができる最高の1台でもあったのである。現在、中古車としてはかなり希少だが、探せばないわけではないネオクラシックカーでもある。

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