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懐かしの80年代チューニング! RE雨宮が現代に蘇らせたマツダ初代「サバンナRX−7」は最新技術が満載の1台でした

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

排気系はパワークラフト製でまとめる

あらためて仕様を見ていく。まず気になる外装だが、ワイド化があたり前の時代にあえて純正スタイルのナローボディというのが斬新だ。素のサバンナRX-7の持ち味を生かした作り込みだといえる。

オリジナルエアロキットの構成については、フロントバンパー、スリークライト、アンダーパネル、サイドステップ、リアウイング、エアロミラーを装着。その形状はあの頃の「らしさ」と「存在感」を残した仕上げになっている。

また、エンジンについては、12A型ロータリーエンジンから13B型ロータリーエンジンに換装している。もちろんターボモデルであり、装着したタービンはTD06-25Gタービンで、補器類についてはRE雨宮SPLインタークーラーにRX-8用3層レーシングラジエター等を装着。排気系は、エキゾーストマニホールドもマフラーもすべてパワークラフト製でまとめている。

パワーアップに伴う駆動系の強化は、トランスミッションがマイナーチェンジ後のRX-8用6速MTをドッキングさせ、クラッチはORCのツインプレートセット、デフはマツダスピード製を組み、走りにゆとりを持たせている。

昔と違って現在のチューニングはオールマイティに走りを楽しめる仕様がスタンダードだ。どこかひとつのステージに焦点を合わせたスタイルは遠い過去である。だが、昔の思い出とともに、仕様は違えど再びあの頃のクルマの雰囲気に触れて楽しみたい。今回、RE雨宮がわれわれの目の前に披露してくれたサバンナRX-7は、そんな意図をもって展示されているように思えた。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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