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ウェッズ創業60周年を飾るにふさわしい「F ZERO」シリーズの6作目が登場!「FZ-6」の削り出し鍛造だから表現できる機能美とは〈PR〉

急激に落とし込まれたセンターパート。カラーは素材感を生かしたブラッシュド、リッチな渋さが際立つダイヤモンドブラックを設定

品質、デザインともに欧州車にマッチする「F ZERO」

2024年は、ウェッズが創業して60周年というメモリアルイヤー。そこでウェッズの各ブランドからイヤーモデルが同時に発表されたことは記憶に新しい。AMWではそのすべてを紹介してきたが、最後を飾るにふさわしいのが「F ZERO」からリリースされたアルミ削り出し鍛造の「FZ-6」である。

削り出し鍛造とは、いかなる製法なのか

輸入車をはじめとして、ラグジュアリーもしくはリアルスポーツの足元に純正採用されるのが鍛造ホイールである。鍛造ホイールは、円柱状のビレットを高圧鍛造機で加圧することで、分子レベルで金属の結晶を整え、気泡などの内部欠陥を圧着させることで軽量かつ高剛性を実現している。ちなみにF ZEROの場合は1万トンの高圧鍛造機を使用する。

この鍛造されたアルミニウム合金を、コンピュータ制御されたマシニングセンターという精密工作機械を駆使して切削して仕上げる手法を、アルミ削り出し鍛造という。鋳造ホイールに比べると軽量かつエッジの効いた外観に仕上げることができるのがポイントだ。デザイン金型製法も自由度が高いが、どうしても金型から抜くという工程があるため、デザインに制約が生じてしまう。その点、3次元で切削を行えるマシニングセンターは、複雑なデザイン造形が可能となるのである。

ウェッズがアルミ削り出し鍛造で展開しているブランドが、今回紹介する「F ZERO」である。これまで5作の作品をリリースしているが、そのどれもがアルミ削り出し鍛造の利点を生かした、繊細なスポークにシャープなラインのデザインとなっている。

最新トレンドをツイン10本スポークで表現

今回新たに加わった「FZ-6」は、ツイン10本スポークを採用し、輸入車をメインターゲットとして開発された。F ZEROシリーズではかつて、「FZ-2」も同じくツイン10本スポークのデザインであるが、何が異なるのであろうか。

ひとことでその違いを言い表すとしたら、「FZ-2」が優美な曲線を強調したデザイン、「FZ-6」が直線的で鋭角なデザインとなる。

昨今の欧州車のスポーツカーは、BMWのMシリーズを例に上げるとわかりやすいが、直線を多用した幾何学的なデザインのホイールを採用している例が少なくない。それはクルマのデザインに合わせた一種のトレンドなのだが、F ZEROではいちはやくそうした流れをキャッチして「FZ-6」に落とし込んだのだろう。

「FZ-6」の細部を見ていくと、端正なツインスポークはエッジ感を引き出すべく、10本のスポークを限界まで細く形成し緩やかにコンケーブさせることでスポークをより脚長に見せるよう工夫されているのがわかる。センターではナットホールを囲うように施されたダイナミックな肉抜き処理もまた、エッジの効いた直線的なラインを採用して、矩形を表現している。

カラーは、アルミの切削痕を残してシャープな美しさを強調するブラッシュドと、深い艶で色気を醸すダイヤモンドブラックの2色がラインアップ。足元をさり気なく、しかも上質感をさらにアップさせる「FZ-6」は、洗練されたインポートスポーツ&SUVだけでなく、国産の高級ミニバンのユーザーにも広くおすすめできるホイールである。

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