漆の文化を広め、守っていきたい
約20年前に福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターと産官連携でUV漆塗料を開発し、特許も持つユーアイヅと、会津漆器の三義漆器店、そして仏壇・仏具メーカーであるアルテマイスターの異業種3社は、2017年に会津UV漆グループを立ち上げた。「漆の文化を広め、守っていきたい」という共通の思いから、これまで培ってきた知恵や工夫、技術を持ち寄り、オートバイのタンク塗装、地元会津の廊下橋の塗装など、様々な活動を行っている。
これまでの経験をさらに生かし、漆と塗りの世界をもっと拡げようと、モビリティの展示会等にも参加する中で、トヨタカスタマイジング&ディベロップメントとの繋がりが生まれ、今回の取り組みが実現した。
UV硬化漆は漆塗り特有のしっとりとふっくら、そして深みはそのままに、従来の漆が弱点としていた熱や紫外線、傷や汚れにも強い、その「二律双生」が最大の特徴だ。パーティション漆パネルは全国のレクサス店で発売中。価格は46万2000円(税込)となる。車内の空間演出に、手仕事が生み出す美しい工芸品を取り入れてみてはいかがだろうか。