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マツダ「AZ-1」ベースでフェラーリ「F40」をなぜ作った? リバティーウォーク加藤代表に直接理由を聞いてきました

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

ボディキットは226万6000円で購入できる

製作当初はもっと簡単に考えていたらしいが、実際にプロジェクトをスタートすると、F40らしく見せるためのバランスに苦労したという。しかも、そのルックスはリバティーウォークならではのワイドボディによる表現だったからなおさら難しかったそうだ。

ボンネット一体のフルカウルのワイドフェンダーを見ると、フロントの幅が片側50mmのワイド化、リアのブリスターフェンダーは片側70mmもワイド化させている。また、前後は60cmほど全長を伸ばして調整。とうぜん軽自動車規格からははみ出してしまうが、バランスを考えると軽規格内では無理だったため諦めたそうだ。

また、一部に本物のF40パーツも使っていて、それがテールランプとヘッドライトということだった。ここもリバティーウォークならではのこだわりで、当初は代用品も検討したが、ここは「らしさ」を大切に本物を使うことで印象をより高める効果を発揮させた。

去年のリバティウォーク・フェラーリF40は3億円という現実離れした高額マシンで買うことができなかったが、今回のAZ-1ベースのミニF40は、ボディキットという形で販売され購入が可能だ。その価格は226万6000円(消費税込)とのこと。

成りはミニでも、作り込みは超本気のリアルなルックスを追求したリバティーウォーク加藤代表の自信作。冗談のような発想をもって遊び心が加わった「LB-WORKS LB40 AZ-1」は、日本のカスタム史に刻まれる1台となることだろう。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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