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日産とホンダがパートナーシップ締結を電光石火で発表! 日本自動車業界に再編の動き!? 両社の狙いを解説します

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TEXT: 御堀直嗣(Mihori Naotsugu)  PHOTO: NISSAN/HONDA/AMW

巻き返しを狙う日本勢

日産は、少なくともバッテリー再利用と、充電網の重要性には知見があり、そこはホンダが出遅れている。両社が協力して充実をはかれば、今以上の販売台数を見込めるかもしれない。そのためには、ゼロエミッションハウスや、集合住宅への充電と災害対応など、業種を超えた幅広い連携も視野に入れる必要がある。

そのうえで、情報・通信については、2社による数の論理で原価低減をしながら試行錯誤をしていけるのではないか。

自動運転においては、両社ともすでに高い水準を満たすまでになっているが、運転者の使いやすさにおいて、日産のプロパイロットが一歩前をいく。技術の上下ではなく(技術水準はもはや当然であり)、使いやすく迷わせないことが、運転支援機能の信頼を深め、利用者を増やし、自動運転へのさらなる成長をもたらすことになる。

運転支援では、やはりテスラが優れている。BYDは日進月歩の改善を進めている。今回の記者会見で、日産もホンダも「早さ」という時間への挑戦も将来へ向けた重要項目であるとされ、それが実際にいまテスラやBYDで起きている。

マルチパスウェイ(複数の経路)を掲げる自動車メーカーに比べ、日産とホンダはEVを重視する姿勢で共通項がある。また日産は、同じく電動化に力を注ぐ三菱自動車工業と提携関係にある。5年後やその先を見据えるなら、いまEVに全力を注ぐ行動を起こさなければ、新興といえるテスラやBYDに追い付く機会を逃すという危機感が、日産とホンダを接近させたのだと思う。

両社トップのコメントから見える未来

日産自動車株式会社 代表執行役社長 兼 最高経営責任者 内田 誠氏のコメント

「今後加速するモビリティへの変革に対し、中長期的な視点で備えをしていくことが重要であり、今回、両社が共通の課題意識のもと、合意に至ったことは大変意義深いものだと考えています。今後、両社で論議を重ね、持続的成長に向けて、WIN-WINとなる結論が見いだせることを期待しています」

本田技研工業株式会社 取締役 代表執行役社長 三部敏宏氏のコメント

「100年に一度と言われる自動車業界の変革期において、両社がこれまで培ってきた技術や知見の相乗効果により、業界のトップランナーとして自動車の新たな価値創造をリードする存在となり得るかの観点で、両社のパートナーシップの可能性を検討していきます」

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