伝統と最新テクノロジーの融合
エクステリアはクーペ同様の最新ブランドデザインを用い、3Dの“トライデント”も備わるフロントマスクが特徴的。(イタリア語でボンネットとフェンダーを意味する言葉を組み合わせた)コファンゴと呼ばれる広いフロントセクションも特徴的なオープンスタイルは、プロポーションを強調したマセラティらしい流麗なスタイルに。“正統派イタリアンスタイル”に仕立てられている。また、ラグジュアリーモデルらしいソフトトップは5色を用意、開閉に要する時間は14秒、50km/hまでなら走行中でも開閉が可能となっている。
2+2シーターの室内は、「MC20」からはじまった最新ブランドデザインを受け継いだ。レザーやウッド、最新の素材を用いたイタリアのクラフトマンシップと、ディスプレイをはじめとする最新テクノロジーが融合。スイッチ類を廃しディスプレイに機能を集約した機能性も重視されている。もちろん、オープンエアのドライブも考慮されており、シートには首回りを暖めてくれるネックウォーマーを装備、(2名乗車時のみながら)車内での乱気流発生を抑えてくれるウインドストッパー(オプション)が用意された。
「マセラティの最も象徴的なモデルの伝統を受け継ぎながら、革新的な最新技術を取り入れ相反するものをバランスさせ、常に勇敢で現代的なラグジュアリーを実現した」というオープンモデル。2028年までに全モデルをEV化すると発表しているマセラティ、ネットゥーノエンジンを搭載した流麗なオープンGTを手にすることができる時間も限られている。