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三菱「エクリプス」を映画『ワイルド・スピード』仕様に仕立てた理由とは?「故ポール・ウォーカーを忘れてほしくない」という願い

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

エアサスをセットした理由とは

そんな特別なマシンをリスペクトして製作したイチクラさんの愛車は、厳密にいえば劇中車のフルレプリカではない。今や旧車となるエクリプス用の専用パーツは、現在取引されている数も少なく、ほぼ廃番になっている。そのため、可能な限りブライアン・オコナー仕様に寄せたモデルとして作り込んだというわけだ。

カラーリングは劇中車を参考にシグナルグリーンにバイナルグラフィックス+スポンサーステッカーが貼り込まれ、フロントバンパー、サイドステップ、リアバンパーはKRCボディキットを装着。より発展させたモデルとして現車合わせのワイドフェンダーを装着させているのがポイントだ。

また、このフェンダーに合わせて、ホイールはスーパープラスに協力を依頼して作った特注モデルをセット。サイズだけでなく、ディスクのデザインもこのクルマ用に特別オーダーのワンオフスペシャルを履かせているということだった。

サスペンションについては定番のエアサスをセットし、必要に応じて上げ下げできるようにしている。本当なら車高調キットを装着させた生足にこだわりたいが、このクルマは普段乗りはほぼゼロで、主にイベント用ということもあって、運搬や搬入時に役立つエアサスの方が、便利であるという判断からの選択だ。

劇中では機関銃で撃ち込まれて爆発してしまうが、もし、大破せずに残っていたら、きっとこのようなカスタムへと発展したのではないだろうか……。そんな想いでイチクラさんは、このエクリプスのカスタムを進めた。そして、その想いとともに、ブライアン・オコナー役だった故ポール・ウォーカーを忘れてほしくないという願いも込められている。

* * *

2024年開催のFUELFESTには、劇中登場のレプリカ、さらには本物(!?)登場というサプライズも予定されいているとのこと。ぜひワイルド・スピードな1日を楽しんでみてはいかがだろうか。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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