エアサスをセットした理由とは
そんな特別なマシンをリスペクトして製作したイチクラさんの愛車は、厳密にいえば劇中車のフルレプリカではない。今や旧車となるエクリプス用の専用パーツは、現在取引されている数も少なく、ほぼ廃番になっている。そのため、可能な限りブライアン・オコナー仕様に寄せたモデルとして作り込んだというわけだ。
カラーリングは劇中車を参考にシグナルグリーンにバイナルグラフィックス+スポンサーステッカーが貼り込まれ、フロントバンパー、サイドステップ、リアバンパーはKRCボディキットを装着。より発展させたモデルとして現車合わせのワイドフェンダーを装着させているのがポイントだ。
また、このフェンダーに合わせて、ホイールはスーパープラスに協力を依頼して作った特注モデルをセット。サイズだけでなく、ディスクのデザインもこのクルマ用に特別オーダーのワンオフスペシャルを履かせているということだった。
サスペンションについては定番のエアサスをセットし、必要に応じて上げ下げできるようにしている。本当なら車高調キットを装着させた生足にこだわりたいが、このクルマは普段乗りはほぼゼロで、主にイベント用ということもあって、運搬や搬入時に役立つエアサスの方が、便利であるという判断からの選択だ。
劇中では機関銃で撃ち込まれて爆発してしまうが、もし、大破せずに残っていたら、きっとこのようなカスタムへと発展したのではないだろうか……。そんな想いでイチクラさんは、このエクリプスのカスタムを進めた。そして、その想いとともに、ブライアン・オコナー役だった故ポール・ウォーカーを忘れてほしくないという願いも込められている。
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2024年開催のFUELFESTには、劇中登場のレプリカ、さらには本物(!?)登場というサプライズも予定されいているとのこと。ぜひワイルド・スピードな1日を楽しんでみてはいかがだろうか。