健全な財務状況と強力な推進力
マネージングディレクター兼CFOであるパオロ・ポマ氏は、このようにコメントしている。
「2023年は27.2%の収益率を達成し、世界の主要なラグジュアリープレイヤーの一員として位置づけられる、前例のない財務および業績を再び記録した。堅調な受注残高とともに、将来を安心して見据えることができ、長期的な成長の次のステップを計画することができる。
電動化プログラムである“ディレツィオーネ・コル・タウリ戦略”の目標は、環境面でも財務面でも持続可能な道を歩むことで収益性を高め、すべてのステークホルダーに価値を創造することである」
2024年は、新型「ウルス」PHEVモデルや「ウラカン」後継車の発表などの重要な革新や、ランボルギーニの新型ハイブリッドレーシングカー「SC63」が世界の最も重要な耐久選手権で歴史的なデビューを飾る予定だ。
ウラカンやウルスなどの終了までを含む2年分の受注残と健全な財務状況、そしてSC63のチャレンジはこれから歩んでいく電動化への道の強力な推進力となることだろう。
AMWノミカタ
ランボルギーニにとって昨年は最高の年だったと言えるだろう。
「私たちの選択とビジョンが正しかった」
とヴィンケルマン氏はコメントしているが、今後導入される新開発のV12気筒エンジン+3モーターを搭載したレヴエルトも大ヒットの予感しかなく、今後もしばらくランボルギーニの好調は続くと見ていいだろう。