サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

黄金のスワンボートからスーパーカーまで!「日本ボート・オブ・ザ・イヤー2023」のバラエティに富んだ会場を紹介します【吉田由美のCCL】

パシフィコ横浜&横浜ベイサイドマリーナで開催されたジャパンインターナショナルボートショー2024

ジャパンインターナショナルボートショー2024に行ってきました

カーライフエッセイスト吉田由美の「カラフルカーライフ(CCL)」。その名のとおり、みなさまとわたしのカーライフに彩りを添えるような情報をお届けします。2回目となる今回は、2024年3月21日(木)~24日(日)の3日間、パシフィコ横浜&横浜ベイサイドマリーナで開催された「ジャパンインターナショナルボートショー2024」をレポートいたします。

日本ボート・オブ・ザ・イヤー2023に輝いたのは……

私は自動車のほかに船の免許も持っていて、「日本カー・オブ・ザ・イヤー」のボート版のような「日本ボート・オブ・ザ・イヤー」の選考委員も務めています。そしてその年の“顔”となる船を選考し、発表する場が毎年3月にパシフィコ横浜で開催される「ジャパンインターナショナルボートショー」です。

2024年は3月21日(木)に日本ボート・オブ・ザ・イヤー2023の最終選考会が行われました。日本ボート・オブ・ザ・イヤー2023に輝いたのは「サンシーカー65 スポーツヨット」(ユニマットプレシャス)。

そのほか、各部門賞は下記の通りです。

・小型艇部門 「275DX」(ヤマハ発動機)
・中型艇部門 「パーカー モナコ 110」(オカザキヨット)
・大型艇部門 「サンシーカー 65 スポーツヨット」(ユニマットプレシャス)
・PWC部門 「エクスプローラー PRO 170」(BRPジャパン)
・ベストバリュー部門 「クイックシルバー 805 パイロットハウス」(高松マリーナ)
・ベストファン部門 「サンシーカー 65 スポーツヨット」(ユニマットプレシャス)
・ベストフィッシング部門 「ベネトウ アンタレス8」(ファーストマリーン)
・特別賞 「三方五湖再エネ100%観光船就航」(福井県美浜町・東京海洋大学)
・ダイナースクラブ賞 ウィンテル

各賞の関係者のみなさま、おめでとうございます!

実はジャパンインターナショナルボートショーは2カ所の会場で行われおり、展示関係はパシフィコ横浜ですが、ボートだけに海の上に浮かべて展示するフローティングボートショーを横浜ベイサイドマリーナで開催しています。今年は57艇が展示され、ボート・オブ・ザ・イヤーに輝いた「サンシーカー65 スポーツヨット」もこちらに展示されました。

会場に足を運ぶと、今のボートのトレンドがわかり、さらに内覧できるボートもあるのでおすすめです。ちなみに今回は、「カタマラン」と呼ばれる2つの船体を繋げたようなボートが目につきました。カタマランは、安定性が高くて乗り心地も良く、船内が広いといったメリットがあるようです。

超高級車がズラリ

また、藤原ヒロシ氏率いる「フラグメント」とヤンマーとコラボしたフラッグシップ「X47 FRGMT」の実艇を初めて見ました。そしてメインのパシフィコ横浜会場には、自動車関係も多数展示されたのです。

自動車メーカーでもトヨタとレクサスはボートを製造しており、ホンダとスズキは船外機というスタイルで海に関わっています。今回のショーでの海系のトピックといえば、レクサスがラグジュアリーヨット製造を再開したこと。「LY650」をサイズアップ&アップデートして「LY680」として2026年春に納艇を予定しています。

他にもホンダブースには「N-BOX」、スズキブースには「ハスラー」とそれぞれボートライフ、マリンライフのイメージに沿った内容で展示されました。トヨタ&レクサスブースは合同で出展し、レクサスの最新SUV「LBX」と「LX」を展示。こちらは試乗も行っていました。ちなみに「TOYOTA GAZOO Racing」もジャパン・インターナショナル・ボートショーに初出展で、「GR スープラ GT4 EVO」と、そのベースとなっている「GR スープラ」が展示されました。

スポーツカーや超高級車が並ぶブースで、アストンマーティンは去年モナコで試乗してきた「DB12」のオープンモデル「DB12 ヴォランテ」とSUV「DBX 707」を展示。DB12 ヴォランテの薄い水色のボディカラーが美しいです。美しい青と言えば、マセラティも「MC20」のオープンモデル「MC20 チェロ」を展示。「チェロ」とは、イタリア語で空を意味し、ボディカラーも薄いブルーになります。

ブルーのボディカラーはほかにもブルーとグリーンが混ざったようなマクラーレン「750S」、ランボルギーニが強めのブルー「アヴェンタドール ウルティメ」を展示していました。アヴェンタドールはこの期間中、なんと特別価格に。他にもロータスは初の電気自動車「エレトレ」、ベントレーは「ベンテイガ アズール」を展示するなど、スポーツカーや超高級車がズラリ。

ボートとクルマは親和性が高く、毎年会場で数台売れるのだそう。ボート自体が数千万、数億円のものなので、ボートショーは超高級車とも相性がよいのかもしれません。ちなみにボート・オブ・ザ・イヤー2023の「サンシーカー65 スポーツヨット」の価格は6億円超。恐るべし、船の世界。

モバイルバージョンを終了