カタログモデルにない右ハンドルのMT仕様
限定車の最大のポイントは通常ラインアップにはないマニュアル・トランスミッションを搭載した右ハンドル仕様であること。なお、現行ラインアップでMTモデルは、クーペであるM4のベーシックグレード(1358万円)のみ。M3は4WD(xDrive)を搭載し、さらにより高性能に仕立てたコンペティションのみがラインアップ(1424万円)されている。
また、DTM初優勝35周年を記念するモデルのため、ロベルト・ラバリアがドライブした当時の優勝マシンの特徴を細部に取り入れており、ホイールは初代のDTMマシンを彷彿とさせるゴールドの仕立て、ブレーキキャリパーはレッド。メリノレザーのMスポーツシートには優勝マシンからインスパイアしたレッドのアクセントが入る。
エクステリアにはBMWレーザーライト+ハイビームアシスト、カーボンルーフ、スポイラーなどがブラックとなるMハイグロスシャドウライン+Mハイグロス・シャドウライン・エクステンデッド・コンテンツを装備。特別装備として、アコースティックガラス、サンプロテクションガラスが備わった。インテリアにはスポーティなカーボントリムを採用、特別装備として専用ロゴ入りサイドシル、Harman/Kardonサラウンド・サウンドシステム、M Driveプロフェッショナルなどを採用している。
MTモデルはこれが最後となるM3。MTを操る歓びを、日常からサーキットまでこなすモータースポーツ直系の高性能4ドアセダンで味わえる最後のチャンスだ。