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レトロな雑貨店のクラシックカーは購入もOK!?「ルート66らしさ」が詰まった写真映えする名物スポットとは【ルート66旅_46】

レトロな雑貨店のクラシックカーは購入もOK!?「ルート66らしさ」が詰まった写真映えする名物スポットとは【ルート66旅_46】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

  • かつてボブ・ワルドマイヤー氏がオーナーだった、ハックベリー・ジェネラルストアの外観。ルート66の土産などを買うのにも最適だ
  • グラマラスなボディラインで昔から人気が高い、シボレー コルベットが置いてある。こんなクルマでルート66を旅してみたいものだ
  • 店内で旅人をもてなすフレンドリーなスタッフ。壁にはここを訪れた人々の写真が貼られ、関係は分からないが日本のある衆議院議員も
  • 1965年式のシボレー プリマス。プライスボードには電話番号が書いてあるので、個人売買の車両を委託で置いているのだろうか?
  • 日本でも見かける緑のトラクターはジョン・ディア モデルA。推定とのことだが1947年式、第2時世界大戦が終わってすぐの個体だ
  • ガレージに並んでいたジャンク品の数々。クルマの部品から工具、実際に使われていたと思われる看板まで見ているだけでも飽きない
  • 愛車を横に並べて撮影するのにピッタリな古いガスポンプ。エクソンと合併する以前の「モービルガス」でペガサスのロゴが懐かしい
  • トラクストンのフロンティア・モーテル。歴史ある宿なだけにこのまま朽ちていくのが惜しい。いつか復活することを願ってやまない
  • モーテルはカフェも併設していた。オープンしたのは1957年、ルート66が廃線になる前は東西を行き交う旅人で賑わっていたようだ
  • 敷地に生えているジョシュア・ツリー。この植物が群生する国立公園は頻繁に行くが、花を咲かせている姿を見たのはここが初めてだ
  • どこをどう切り取っても映える。ルート66の写真集にはほぼ間違いなく登場するし、カメラを片手に散策する旅人が多いのも納得だ

画家のボブ・ワルドマイヤー氏が復活させたルート66有数の名所

広大なアメリカを東西2347マイル(3755km)にわたって結ぶ旧国道「ルート66」をこれまで5回往復した経験をもつ筆者が、ルート66の魅力を紹介しながらバーチャル・トリップへご案内。イリノイ州シカゴから西に向かい、見どころの多いアリゾナ州もそろそろ終盤。カリフォルニアとの州境を目指します。

どこをどう撮影しても絵になる「ハックベリー・ジェネラルストア」

毎度のことだが後ろ髪を引かれる思いでセリグマンを発ち、マザー・ロードの終点が待ち構えるカリフォルニア州へ向かう。とはいえ残り少ないアリゾナ州のルート66にも、立ち寄るべきポイントは数多く残っている。

まずは次の大きな町キングマンから少し東に位置する、ルート66のガイド本で必ず取り上げられる雑貨店だ。イリノイ州ポンティアックのミュージアムを紹介した回に登場した、スクールバスがベースのキャンピングカーを覚えているだろうか。持ち主はルート66を旅しながら暮らした画家ボブ・ワルドマイヤー氏で、優しいタッチで描かれたモノクロの地図は世界中に多くのファンがいる。

この「ハックベリー・ジェネラルストア」は、彼が閉鎖された店舗を再生させたのが始まり。自らステアリングを握ってルート66を走る旅人だけに、各州に点在するスポットや旧道などを知り尽くしている。残念ながら私は生前にお会いすることができなかったが、ビジターセンターとしての役割も果たしていたとのことだ。1990年代の後半に店舗を売却した後もここを訪れる旅人は絶えず、現オーナーもフレンドリーで今もルート66の名所として人気が高い。

なおワルドマイヤー氏は公式にこそ謳っていないものの、映画『カーズ』に登場するフォルクスワーゲン タイプ2、フィルモアのモデルになったというのはよく知られた話。ポンティアックのミュージアム内に展示されているもう1台の愛車がまさにそれで、機会があれば第5回の記事に写真があるので劇中のフィルモアと比べてみてほしい。

そんなエピソードを持つハックベリー・ジェネラルストアは、素朴かつレトロな店舗の外観や軒先に並ぶ古いガスポンプ、無造作に置かれた販売もしている数台のクラシックカー、目の前を走る荒れた舗装のルート66と背景の岩山など、写真が趣味の人にとっては時間を忘れて過ごせる場所だ。また「欲しい人はご自由に!」というセール(?)をしているときもあり、個人的には非常に貴重だと感じる写真集を何冊かいただいたことがある。

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