A110の最も過激なモデルでコースを走行
トークショーでは、2人の選手がF1日本GPへの意気込みや日本にまつわるエピソードで会場を盛り上げました。ドゥーハン選手のキラキラとした眼差しとオコン選手の終始穏やかな笑顔が印象的でした。そしてイベントは終盤へ。
なんと、オコン選手がアルピーヌの最も過激なモデル「A110 R チュリニ」でコースを走行するというのです。カート専用のシティ・サーキット・東京ベイは、実車が走行するにはあまりにも幅が狭すぎます。来場者の緊張感が高まるなか、オコン選手はラフなデニムスタイルでさらりとA110 R チュリニに乗り込み、走行スタート。
走行結果は、EVカートで残したタイムを上回る30秒768で記録を更新。その滑らかなブレーキングと巧みなコーナリングで会場を沸かせました。ドゥーハン選手のカート走行も圧巻でしたが、次にA110 R チュリニで走行したオコン選手が巻き起こすパフォーマンスには、ただただ見惚れるばかり……。
走行を終えたオコン選手は次のようにコメント。
「カート用のコースなのに、このマシンはよくやってくれたよ。ここまでスピードが出るのはすごいね。小さい時にカートで走っていたのを思い出したよ」
F1は観戦したことのない私ですが、タイヤの焼ける匂いやエンジン音など、サーキットでしか体験できない迫力や楽しさをの少しを垣間見ることができた夜になりました。オコン選手が醸し出すリラックスしたムードと、それに反した激走っぷりのギャップに惹かれてしまい、その場で彼のインスタグラムのアカウントをフォローしたことはいうまでもありません。私がF1の沼に落ちるのも時間の問題かもしれません。