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スペアタイヤを最近のクルマが搭載しない理由は? パンクの際のタイヤ交換方法とパンク修理キットの使い方を伝授します

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TEXT: 岩本佳美(IWAMOTO Yoshimi)  PHOTO: AMW/photo AC

  • テンパータイヤは、トランクや車体下などに装備されていることが多い
  • 交換後はなんの問題もなく通常走行を継続することが可能だ
  • パンク修理キットで応急修理を行ったあとは、チェック走行を行い、再度空気圧をチェックする
  • タイヤ交換の手順としては、ジャッキアップをする前にナットを緩める
  • テンパータイヤとは、通常のタイヤに比べてサイズが小さく、幅も細い
  • ノーマルタイヤと違い硬いゴムを採用しているので、ノーマル同様の走行が可能とされている
  • 最近では特定のクルマを除き、スペアタイヤではなくパンク修理キットの搭載が当たり前の時代へと変化してきている
  • テンパータイヤは、あくまでも応急用なので最高速度は80km/h、走行可能な航続距離は100kmまでという制限がある
  • スズキ ジムニーやトヨタ ランドクルーザー、ハイラックスなど、いまでもスペアタイヤを標準装備するクルマも存在する
  • スペアタイヤは、タイヤトラブルの救世主となる
  • トレッド面であっても穴の大きさによっては修理不可の場合があるのと、サイドウォールに問題がある場合はパンク修理キットでは対応することができない
  • 応急修理ができた場合であっても、速やかに新しいタイヤに交換しなければならない
  • 無事に車体が上がったら緩めたナットとタイヤを外す。外したタイヤは車体下に入れておくと、ジャッキが倒れて車体が落ちてきた場合の事故を防ぐことができる
  • クルマを停車させたら、後続車に存在を知らせるために非常停止板や発煙筒をクルマ後方に設置する
  • 車体下に記されたジャッキアップポイントに正しくジャッキを当てて、車体を上げる
  • スズキ ジムニーやトヨタ ランドクルーザー、ハイラックスなど、いまでもスペアタイヤを標準装備するクルマも存在する
  • パンクなどの緊急事態では、トルクレンチを車載してない限り使うことはできないが、ホイールのナットは適正の締め付けトルクで作業を行う必要がある
  • 交換するタイヤの対角線上の車輪に輪留めをしてクルマが動かないことをしっかり確認する
  • ジャッキアップポイントに正しくジャッキを当てて、車体を上げる。ジャッキが傾くと危険なので、路面状態をきちんと確認する
  • タイヤにトラブルが起きた際は、安全な場所にクルマを止める
  • 一定の速度と距離であればパンクしていても走れてしまう万能なランフラットタイヤが輸入車を中心に標準採用されていることもある
  • 自動型は修理剤をコンプレッサーに直接取り付けるようになっている
  • テンパータイヤ
  • タイヤ交換をするときは、ジャッキ、スパナ、トルクレンチ、ウマなどがあるといい
  • ホイールのナットは適正の締め付けトルクで作業を行う必要がある
  • ホイールナットの緩みは、近所の整備工場やガソリンスタンドなどで確認してもらうと良いだろう
  • スペアタイヤの交換中にクルマが動いてしまうなんてことがあってはならないため、輪止めが必要だ
  • 車体下に記されたジャッキアップポイントに正しくジャッキを当てて、車体を上げる
  • スペアタイヤは、トランクや車体下などに装備されていることが多い
  • トラブルが起きる前にあらかじめスペアタイヤ(テンパータイヤ)の位置などを確認しておきたい

パンクなどのタイヤトラブルの救世主になるスペアタイヤを考察

クルマを運転するとさまざまなトラブルに遭遇します。なかでも多いと言われているのがタイヤに関するトラブルです。走行中にタイヤが破裂してしまう「バースト」や、釘などが刺さったことにより徐々に空気が減少していく「パンク」などがあります。そんなタイヤのトラブルの際に使われる、スペアタイヤについてと、その交換方法を伝授します。

スペアタイヤってそもそも何?

冒頭でも触れたが、スペアタイヤとは走行中にパンクやバーストが起きた際に使用する代替用タイヤで、トランクや車体下などに装備されていることが多い。スペアタイヤはクルマに標準装備されているタイヤと同じサイズなので、交換後はなんの問題もなく通常走行を継続することが可能だ。

だが最近のスペアタイヤ装備車の多くは軽量化やラゲッジ内の省スペース化などを目的に、テンパータイヤ(テンポラリータイヤ)の装備が主流となっている。テンパータイヤとは、通常のタイヤに比べてサイズが小さく、幅も細い。ノーマルタイヤと違い硬いゴムを採用しているので、ノーマル同様の走行が可能とされているが、あくまでも応急用なので最高速度は80km/h、走行可能な航続距離は100kmまでという制限があり、速やかに新しいタイヤへの履き替えが必要だ。

スペアタイヤを最近見なくなった背景とは

昔はほとんどのクルマに装備されていることが当たり前だったスペアタイヤだが、最近では特定のクルマを除き、スペアタイヤではなくパンク修理キットの搭載が当たり前の時代へと変化してきている。なぜこのようになったかというと、重くてかさ張るスペアタイヤをなくすことで、荷室をさらに広く確保できることや、軽量化することによって燃費が向上できる利点がおもな理由として挙げられる。

また日本のように比較的道路環境がよい国では、そもそもパンクすることが少ない。ひと昔前と比べるとロードサービスもはるかに充実しているので、タイヤのトラブルが起きたとしてもドライバー自らがスペアタイヤへ交換するなんてことが減り、一度も使われることなくそのまま廃棄されてしまうというパターンが非常に多いのだ。

昨今の時代背景や環境保護の観点から考えても、ごくごく自然なことなのだろう。もちろん今でもスペアタイヤを標準装備するクルマがないわけではない。

また、国産車での採用は少ないものの、一定の速度と距離であればパンクしていても走れてしまう万能なランフラットタイヤが輸入車を中心に標準採用されていることもある。もちろんパンク修理キットが主流といっても、国産車ならメーカーオプションでスペアタイヤを購入することが可能で、パンク修理キットでは不安な方やロードサービスを使わず自分で交換したいという場合でも安心して使用することができる。

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