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水没した激レアキットカーを再生! アニメを意識して令和カスタムできたのはベースがVW「ビートル」だったから!?

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

近未来カーに生まれ変わる

“りゅうちゃん”さんは修復の過程で、このクルマをさらにイジッて「近未来カー」として作り込むことにした。キットカーの特殊性を活かすべく施したボディリメイクは、パーヴィス ユーレカのラインを残しつつ、ワイドフェンダー化させ、さらにウイングも独自に作り込み、よりレーシーなデザインに仕上げた。モチーフにしたのは子どもの頃に観ていた『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』というアニメだった。

また、コクピットを覗くと、インテリアもきっちり作り込んでいる。アナログ感を打ち消すべくモニターやプッシュボタンを設置して、さらにそれを収めるコンソールも現車に合わせて製作している。

このクルマに乗り込むときにはキャノピー・ドアを持ち上げ、体を滑り込ませる。この一連の動作をもっとカッコよく演出するために、手動式からリモコンを使用した電動オープンスタイルに変更した。ドアを開けるときは電動で、閉めるときは手動に設定。コスト削減・トラブル防止の意味もあるが、垂直ドアを閉めるアナログ的な動作があった方が気分が盛りあがる、というのも理由になっている。

パーヴィス ユーレカは、“りゅうちゃん”さんの手によってまさに唯一無二のスーパーカーに生まれ変わった。しかも国内仕様として令和のカスタムを施し、ドリームマシンとして。ここから先、彼の情熱の結晶であるマシンは、その進化を止めることなく時代に合わせて歩んでいくことだろう。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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