日本に導入される可能性は?
タイではピックアップトラックが最も身近なクルマであり、カスタムシーンの主役でもある。もちろんハイラックスも、サーキットでのレースからドレスアップ系、アウトドアなど、多彩なカスタムが行われている。
そんな中で、さらに安価かつカスタムを前提とした弟分のハイラックス チャンプは商用車としてのポテンシャルの高さはもちろんだが、若者にも買いやすく素のデザインもカッコいいときている。今後タイのカスタムシーンで大人気となるだろうことは想像に難くない。
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2024年1月の東京オートサロンでは、ハイラックス チャンプにいち早く着目した群馬トヨタが早速1台を展示していた。並行輸入は現実的に難しいとのことだが、日本市場での要望の声が高まれれば、トヨタ本体が国内発売に踏み切る可能性もゼロではない。三菱がタイ生産の「トライトン」を日本発売し、ピックアップトラックがアクティブな人々に注目されている今、ハイラックス チャンプがトヨタの隠し玉となる、かもしれない。