華やかなパドックを楽しむ
あらためて……。「パドックパス」では肝心のレース観戦は、各チームのモーターホームでモニター観戦することになるのね。言ってみればテレビの生中継をサーキットで観る感じなのだけれど、まるでチームスタッフの一員になったような気分を味わえるのよ。
しかもチームガレージの後ろに設けられたエリアから、目の前で繰り広げられるピット作業の様子などを間近に見ることができるので、F1ファンなら垂涎ものの光景というわけ。しかもピットは各ドライバーや関係者が普通に歩いているし、海外からの関係者やゲストの姿もちらほら。さすが世界のF1ね。パドックはセレブリティな世界で華やかなのよ~。
私のパスは、チーム縛りのないパスだったので、各チームの「モーターホーム」にもお邪魔したわ。モーターホームとはチームスタッフの活動拠点となるまさに移動式の家。欧州開催時は立派なショールームようなものや、豪華な造りの特徴的なモーターホームを作っているチームもあるようだけれど、日本を含めた遠方地域での開催の場合は少し簡略化されているみたい。でも、パドックの中もモーターホームも世界共通。どこでもこの一式がセットになって全世界を巡るのよ。まさにF1サーカスと言われるだけのことはあるわね。
ちなみにF1に参加できるのは全10チーム。今シーズンの注目トピックは、日本人で唯一F1に参戦するビザ・キャッシュアップRB F1チームの角田裕毅選手と、2024年2月に日本の建設機械・鉱山機械メーカーの「コマツ」(小松製作所)がスポンサー契約を結んだウイリアムズ・レーシング。そしてマネーグラム・ハースF1チームの新代表に就任した小松礼雄氏の3つが挙げられるわ。これらの効果もあってか、予選日からサーキットは大勢のファンで賑わっていたわ。
そして迎えた決勝日。当初は予選日のみヘリコプターで行く予定だったけれど、またまた朝からヘリで行くことに……。この日は予選日よりいいお天気で、絶好のフライト日和。美しい富士山をはじめとする景色を楽しみながら鈴鹿サーキットへ向かうなんて、もう最高よっ! 鈴鹿サーキットに到着すると、すでに朝からF1ファンの熱気に包まれていたわ。
そうそう、決勝日はBWTアルピーヌF1チームを取材。その様子は次回の「なんちゃってセレブなカーライフR」でお伝えさせていただくわね。どうぞお楽しみに。