大盛況のうちに閉幕したAUTOMOBILE COUNCIL
2024年4月12日〜14日に千葉県・幕張メッセで、「クルマを超えて、クルマを愉しむ Classic Meets Modern and Future(クラシック ミーツ モダン アンド フューチャー)」をテーマに開催された「AUTOMOBILE COUNCIL(以下:オートモビルカウンシル)2024」。3日間で過去最高となる3万9807人の来場者を数え、大盛況のうちに閉幕しました。
魅力的なクルマが多数展示
2016年に始まり2024年で第9回を迎えたオートモビルカウンシルは、当初は8月に開催されていましたが、2019年の第4回からは4月初めの開催となり、近年ではヘリテージカーを中心とした春のモーターショーとしてこの時期の風物詩となってきました。今回もまた主催者によるテーマ展示や、メーカーやインポーターによる車両の展示・販売に加え、トークショーや音楽ライブ、レコードコンサートなど、さまざまなコンテンツが盛り込まれていました。
また今回からは日本自動車工業会(JAMA)の後援が決まり出展社もトヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、マツダ、三菱自動車工業の日本車メーカー5社を含めて過去最高の113社に上り、クルマ関連の書籍や雑誌などを販売するマルシェ=自動車関連商品等販売店も2023年の26社を大きく上回る34社が出展。小学生以下は保護者同伴のもとで無料、中学生から高校、専門学校生、大学生には土曜と日曜の2日間限定で2000円の学生チケットが用意されるなど、「次世代のクルマ・ファン」育成にも力が入っていました。
毎回恒例となった主催者テーマ展示の特別企画は「アイルトン・セナ没後30年特別企画 駆け抜けた天才の記憶」です。音速の貴公子と称されていたアイルトン・セナがサンマリノGPでのアクシデントで旅立ってから30年となることから、この特別展示が企画されたのですが、彼に関わるクルマとして3台のF1GPマシンに加えて、セナがロードカーとしては唯一開発に携わったホンダ「NSX Type R」の合計4台が展示されていました。
さらに主催者テーマ展示の緊急企画として「In Memory of Marcello Gandini」と銘打ち、2024年3月に亡くなったマルチェッロ・ガンディーニさんを追悼する展示が行われていました。展示された車両は1968年のランボルギーニ「ミウラ P400」から1975年のランチア「ストラトスHFストラダーレ」まで5台。いずれもガンディーニさんの代表作となったモデルでした。じつは当初、主催者テーマ展示としては「Designed by ピニンファリーナ」が予定されていたのですが、ガンディーニさんの急逝を受けて企画を変更。「Designed by ピニンファリーナ」は来年以降の主催者展示に延期されることになったようです。