4クラス:リンクサーキットで強いミラがエビスでも勝利
旧規格もOKでハイグリップラジアルを履ける4クラスは、L275ミラの「おいなりさん feat. S.C.I」が優勝を飾る。第2戦が開催されるリンクサーキットでは以前から好成績を収めていたが、今回はエビスサーキット東コースでも実力の一端を垣間見せた。
彼らの142周からは遅れを取ったが「チーム関東 ARY」は、今シーズンから投入したHA23アルトで手堅く2位表彰台。2023年まで東北660選手権の3クラスを走っていた松本信也のマシンで、2024シーズンからL275のCVTで4クラスへ移行するため譲り受けたそうだ。
2023年まで使っていたL275とはだいぶ乗り味が違うはずだが、岩塚眞澄と須藤広稀は東北660シリーズに長く参戦しているだけあり、次戦では「おいなりさん feat. S.C.I」を脅かす存在になりそうな予感だ。
学生クラス:初参戦ながら一度もトップを譲らなかった東京農工大学が優勝
そして学生クラスは東京農工大学自動車部「TNUAX × ICRT エッセ」が、初参戦にして練習走行/公式予選/決勝と一度もトップを譲らず完全優勝をはたした。準優勝は秋田県立大学自動車部「APUMSC」のHA23アルトで、3位には同じく初参戦の岩手大学自動車部「IUAC DXL カミオン ミラ」が入った。
リンクサーキットで開催される第2戦はシリーズ最長となる5時間で、しかも7月開催とドライバーにもマシンにも過酷なレースであることは必至。順位やタイムだけではなく、各チームの趣向を凝らした熱対策にも注目だ。