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小林可夢偉ら4人の若手選手が「ニュル」を走った理由とは? TOYOTA GAZOO Racingの新プロジェクトが始動しています

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TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)

ニュルを楽しむ小林選手の一方で、緊張した面持ちの若手ドライバーたち

世界耐久シリーズ(WEC)や世界ラリー選手権(WRC)等と同様に、マットブラックをベースに大きなGRのロゴが掲げられワークス感あふれる2台のGRスープラGT4 EVOは、ひと際存在感を放っていた。F1をはじめ、WEC、スーパーGT、スーパーフォーミュラ、デイトナ24時間レース、NASCAR、フォーミュラE、ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)等、世界のあらゆるカテゴリに挑戦し続ける小林の表情には、ニュルを楽しむ余裕の笑顔が。その一方で、若手3名のドライバーはやや緊張した面持ちでスタートグリッドに立ち、初めてのニュルを謳歌した。


今回の参戦の目的はあくまでペナルティを受けることなく、確実にニュルのライセンスAを取得することとしている。タイムや上位入賞は今後の課題であり、まずは慎重に周回を重ねながら、コースやニュルのルールをしっかりと理解することだけに集中したという。NLSの第1戦と第2戦は天候にも恵まれ、開幕戦という事もあり、数多くのファンが訪れてTOYOTA GAZOO Racingの新たな挑戦を見守った。今季の次回の参戦期日はまだ未定とのことだが、若き日本人ドライバーたちがニュルで揉まれ、鍛えあげられて成長していく過程を応援したい。

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  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • ドイツ ミュンヘン市在住 フリーライター&コーディネーター。東京で学生生活を謳歌した後にオーストリアのザルツブルグで再び学生生活を謳歌し、なんとか卒業。三度目の学生生活を謳歌しにミュンヘン大学入学を機にドイツへ。ミュンヘン大学在学中の現地広告代理店でのアルバイトがきっかけで、モータースポーツに魅せられて大学を中退し、モータースポーツ業界へ飛び込む。愛車のBMW M240iカブリオレを駆り、ヨーロッパ各国のサーキットへ取材に向かう。趣味はアルプスの峠越えドライブと蚤の市めぐり。好きなサーキットはニュルブルクリンクとスパ・フランコルシャン。ヨーロッパ生活はもう少しで30年。
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