車内は山小屋やロッジのような仕立て
インテリアにも木材へのこだわりが感じられ、車内はまるで山小屋やロッジのような仕立てで、とても快適で落ち着く空間となっている。あまりの居心地の良さに時間の経過を忘れてしまうほどだ。
このインテリアは大/中/小からなる6つのトランスフォーメーションパレットで構成され、それらを組み合わせることで収納庫やテーブル、さらには床として並べてフルフラットなベッドを作り出せるのが特徴。展開したベッド寸法は長さ1850mm×幅860mmで、大人2名が就寝できる。
このトランスフォーメーションパレットについては、屋外でイス代わりとしても使える便利機能も備えている。汚れても洗えるので、踏み台や足場、物入れ……と、アウトドア活用への可能性も膨らむ。
地産地消と代表の想いを両立
三島ダイハツの内村代表は、自身も長年キャンピングカーを愛用していて、「自由にレイアウトが変えられるキャンピングカーを作りたい」という想いをつねに持ち続けていた。木材は地元・静岡の富士ヒノキを使い、限られた空間の中で、快適・便利にアレンジが楽しめる1台を試行錯誤の末に完成。地産地消と代表の想いを両立した「クオッカワナビー」が誕生したという次第である。
もちろんキャンピングカーとしての基本装備も充実している。DCコンセント&USBコンセントなどの電装システムも標準装備。さらにオプションでソーラーパネル、200Ahリチウムイオンバッテリー、走行充電強化システム、冷蔵庫、電子レンジなどの装備も選べる。
富士ヒノキを使った贅沢で心地よいインテリアを持つ「クオッカワナビー」。走るログハウスとして、自由気ままな旅に出かけたくなるような1台だった。