富士の大自然の中で育ったヒノキを使用
静岡県産の「富士ヒノキ」を使用し、無垢材のぬくもりを味わえるキャンピングカーを提案するのが三島ダイハツです。「旅する小さなログハウス」というキャッチフレーズと「クオッカワナビー」なるネーミングが与えられた軽キャンパーは、きっとオーナーに幸せを運ぶ使者となってくれるでしょう。
ヒノキはキャンピングカーの内装にうってつけの素材
「クオッカ(クオッカワラビー)」という動物をご存じだろうか? オーストラリア・パース近郊の港町、ロットネスト島に生息する小動物で、警戒心のないとても人懐っこい性格をしているのが特徴だ。口角が上がっているため、いつも笑っているような愛くるしい顔の人気者。一説によると、あの『ポケットモンスター』でお馴染みの「ピカチュウ」のモデルにもなったといわれている。
そんな可愛くて憎めないクオッカにあやかって、三島ダイハツはオリジナルキャンピングカーに「クオッカワナビー」という名前を付けた。ベース車はダイハツ「ハイゼット パネルバン」だ。オーストラリアの森の住人であるクオッカは、富士の大自然の中で育ったヒノキをふんだんに使用したキャンパーモデルのイメージにもぴったり合う。
使用する富士ヒノキは火山灰の土壌でゆっくりと丈夫に育ち、強さ・耐久性・保湿性・調湿性にすぐれる最高木材と称されている。また、ヒノキの香りには人をリラックスさせる鎮静効果があり、殺菌作用が認められる成分も含んでいる。したがって、キャンピングカーの内装として、うってつけの素材になっているのだ。
キャンピングカーとしての装備については、まず乗車定員は2名、就寝人数も2名の設定。荷室の前面には富士ヒノキの内装材が貼り込まれており、木の温かみを感じられる空間が広がる。さらに、空間は断熱・調湿効果も向上させた設計になっている。
車内は山小屋やロッジのような仕立て
インテリアにも木材へのこだわりが感じられ、車内はまるで山小屋やロッジのような仕立てで、とても快適で落ち着く空間となっている。あまりの居心地の良さに時間の経過を忘れてしまうほどだ。
このインテリアは大/中/小からなる6つのトランスフォーメーションパレットで構成され、それらを組み合わせることで収納庫やテーブル、さらには床として並べてフルフラットなベッドを作り出せるのが特徴。展開したベッド寸法は長さ1850mm×幅860mmで、大人2名が就寝できる。
このトランスフォーメーションパレットについては、屋外でイス代わりとしても使える便利機能も備えている。汚れても洗えるので、踏み台や足場、物入れ……と、アウトドア活用への可能性も膨らむ。
地産地消と代表の想いを両立
三島ダイハツの内村代表は、自身も長年キャンピングカーを愛用していて、「自由にレイアウトが変えられるキャンピングカーを作りたい」という想いをつねに持ち続けていた。木材は地元・静岡の富士ヒノキを使い、限られた空間の中で、快適・便利にアレンジが楽しめる1台を試行錯誤の末に完成。地産地消と代表の想いを両立した「クオッカワナビー」が誕生したという次第である。
もちろんキャンピングカーとしての基本装備も充実している。DCコンセント&USBコンセントなどの電装システムも標準装備。さらにオプションでソーラーパネル、200Ahリチウムイオンバッテリー、走行充電強化システム、冷蔵庫、電子レンジなどの装備も選べる。
富士ヒノキを使った贅沢で心地よいインテリアを持つ「クオッカワナビー」。走るログハウスとして、自由気ままな旅に出かけたくなるような1台だった。