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スーパーGT 2024年シーズンが開幕! GT500クラスは36号車「au TOM’S GR Supra」が圧倒的強さを見せつけました

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TEXT: 戎井健一郎(EBII Kenichiro/motorsport.com)  PHOTO: 佐藤正勝(SATO Masakatsu)

決勝レースはスタート直後から荒れた展開に

スタートでは上位陣のオーダーに変化はなかったものの、1周目から接触が起きる波乱の展開。リボルバーコーナーで大嶋和也が駆る14号車ENEOSが、12号車MARELLI IMPUL Zと絡んでスピンし、そこに避けきれなかった17号車Astemo CIVIC TYPE R-GTの太田格之進が追突してしまった。これで17号車Astemoがストップしてセーフティカー出動。14号車ENEOSはリアを中心にダメージが大きく、マシンをガレージに入れた。12号車MARELLIもフロントにダメージが見受けられたが、ピットで作業を行いコースに復帰。しかし接触の責任を問われドライブスルーペナルティを受けてしまった。

レースは8周目に再開。トップの36号車au TOM’S坪井は後続にすぐさま3秒のギャップを築き、レースをリードしていく。2番手以下では39号車DENSO関口雄飛、100号車STANLEY牧野任祐、38号車CERUMO大湯都史樹が接近戦を展開。18周目には38号車大湯が100号車牧野を交わし、表彰台圏内の3番手に浮上した。

今回は82周で争われるが、ピットが動いたのは29周目。3番手の38号車CERUMOと4番手の100号車STANLEYが同時にピットインしたが、ここで順位が逆転し100号車が前に出た。それに反応するように2番手39号車DENSO、トップ36号車au TOM’Sも立て続けにピットインしたが、ライバルに対してポジションを奪われることはなかった。

トムスのピット作業

レースは折り返しを過ぎた段階で、37号車Deloitte TOM’S GR Supraだけがステイアウトを続けて見た目上のトップに。2番手には事実上の首位である36号車au TOM’Sがつけ、以下39号車DENSO、100号車STANLEY、38号車CERUMO、3号車NISMO NDDPというオーダーとなった。

37号車Deloitte TOM’Sは53周を走ってピットへ。笹原右京からジュリアーノ・アレジに交代して7番手でコースに復帰した。これで36号車au TOM’Sが名実ともにトップとなる。

その後36号車au TOM’Sはセーフティリードを築いて首位を走行する一方で、39号車DENSOと100号車STANLEYの2番手争いは白熱。2台が1秒前後のギャップでファイナルラップまで争った。

そんな2番手争いを尻目に、36号車au TOM’Sは完璧なレース運びを見せてトップチェッカー。連覇に向けて開幕戦ポールトゥウィンというこれ以上ない結果で23ポイントを稼いだ。2位は39号車DENSOで、3位は100号車STANLEY。4位に38号車CERUMOが続き、5位の23号車NISMOが日産勢最上位という結果となった。

>>>国内外の最新レース情報が満載!「motorsport.com」

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