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ホンダ「シビック」のMTスポーツが3台揃った! 初代「シビックRS」を高橋国光さんに運転してもらったのは忘れられない思い出です

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: 原田 了(HARADA Ryo)

JTCで6戦6勝と圧倒的な強さを誇ったシビック

シビックは多くの世代がツーリングカーレースで活躍したことも大きな特徴でした。なかでも注目を浴びたのはグループA(Gr.A)規定で戦われた全日本ツーリングカー選手権(JTC)での活躍です。シビックのJTCデビューは1985年のJTCシリーズ第3戦の西日本サーキット。

第2戦の筑波サーキットでグループN仕様をベースにしたクルマが参戦していましたが、無限(現M-TEC)がチューニングしたフルGr.A仕様は西日本でデビュー。中嶋 悟さんと中子 修さんという「掟破り」のコンビで登場し、中嶋さんが早速ポールポジションを奪取したのです。

決勝レースでは燃料計のトラブルでリタイアに終わっていますが、続く第4戦の鈴鹿ではポールポジションからスタートし、BMWの「635CSi」を相手にトップ争いのバトルを繰り広げた末に初優勝を飾っています。今回展示されていたクルマは1987年シーズンのJTCに参戦した競技車両そのもので、中子さんと岡田秀樹さんの名コンビで6戦6勝と圧倒的な強さを見せてチャンピオンに輝いた1台です。

秋に発売予定の最新シビックRSのプロトタイプも

ホンダの、MTスポーツへの拘りを解説した展示パネルの前に展示されていたのは今年の秋に発売予定となっている現行(11代目)シビックRSのプロトタイプです。1月の東京オートサロンでお披露目された後も、幾つかのイベントで紹介されてきましたが、プロトタイプとあって詳細は未発表となっています。

ベースとなった現行シビックは、それをシビックと呼ぶのが相応しいかは意見の分かれるところですが、1台のクルマとして見ると高い評価が与えられるモデルです。そんな1台を、ホンダ(の研究所)が精魂込めて開発し、RSのバッジを付けたからには楽しいクルマになっているのは間違いないでしょう。

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  • ライター。現在の愛車は、SUBARU R1、Honda GB250 クラブマン、Honda Lead 125。クルマに関わる、ありとあらゆることの探訪が趣味。1955年、岡山県倉敷市生まれ。モータースポーツ専門誌の地方通信員として高校時代にレース取材を開始。大学卒業後、就職して同誌の編集部に配属。10年間のサラリーマン生活を経て90年4月からフリーランスに。モータースポーツ関連の執筆に加え、オートキャンプからヒストリックカーイベントまで幅広く取材。現在ではAMWに、主にヒストリー関連コラムを執筆。またライフワークとなった世界中の自動車博物館歴訪を続け、様々な媒体に紹介記事を寄稿している。
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