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ベントレー環境財団がタイで河川浄化活動に参加! ポルシェやアウディとともに環境問題に取り組む真の意図とは

投稿日:

TEXT: AMW  PHOTO: Bentley Motors

  • ベントレーの環境への取り組み:ベントレー環境財団はこれまでアウディ環境財団、フェリー・ポルシェ財団が進めてきた環境問題への活動に加わった
  • ベントレーの環境への取り組み:ベントレーのタイにおける河川のゴミ収集プロジェクトは、単にゴミを集めるだけではなく子どもたちへの環境に関する教育も含まれる
  • 2023年は6万6000kgのゴミが海から引き上げられました
  • 深刻な持続可能性の問題について、子どもたちの意識を高めることが最大の目的である
  • 子どもたちは地元のNGOテラサイクルグローバル財団により1年間集中的に指導を受ける

ベントレーがタイで河川浄化の活動

ベントレーが2023年に立ち上げた「ベントレー環境財団」の具体的な活動が、イギリスとは遠く離れたタイで始まりました。これは河川のゴミ収集プロジェクトですが、単にゴミを集めるだけではなく子どもたちへの環境に関する教育も含まれます。これまでアウディ環境財団、フェリー・ポルシェ財団が進めてきた活動ですが、ベントレーも新たにこの活動に加わります。

子どもたちへの教育も重要な使命

ベントレーモーターズは、先日設立されたベントレー環境財団のパートナーであるエバーウェーブと共同で、タイにおける大規模な持続可能性イニシアティブを支援することを発表した。新しい革新的な教育プロジェクトを含むこの清掃活動は、エバーウェーブがアウディ環境財団およびフェリー・ポルシェ財団と共同で実施している、主要な河川から有害なプラスチックごみを取り除き、廃棄物処理のための安定したインフラを確立するためのものである。

タイにおけるベントレーのエバーウェーブへの支援は、これまではプラスチックゴミから川や小川、海を守ることに重点を置いており、AI技術を搭載した「スマート」なゴミ収集ボートを使用してきた。ドローン、カメラ、人工知能の助けを借りて、エバーウェーブはゴミの塊を追跡して収集し、チャオプラヤ川から月に約20tのゴミを運び出し、その後、テラサイクルグローバル財団の従業員がゴミを分別し、さらに処理する作業を行う。

この活動はゴミを収集するだけにとどまらない。バンコクでの新しい教育計画は、チャオプラヤ川の問題や、バンコクの西25kmのタイ湾に流れ込むパシチャロエン運河では、毎年約385tの廃棄物が海に流されてるという深刻な持続可能性の問題について、子どもたちの意識を高めることが最大の目的である。

エバーウェーブCEO クレメンス・フェイグル氏のコメント

「昨年は6万6000kgのゴミが海から引き上げられました。 順調にいけば、チャオプラヤ川は10年から20年後にはゴミがなくなるでしょう。教室に戻ると、生徒たちは学校でのリサイクルシステムを立ち上げます。彼らは地元のNGOテラサイクルグローバル財団により1年間集中的に指導を受け、これにより、プラスチック廃棄物の危険性と、世界の海を健全な状態に戻す必要がある理由を理解することができます」

2023年6月に新たに設立されたベントレー環境財団は、世界的な持続可能性プロジェクトを支援し、その多くは水をベースとした活動に取り組んでいる。

AMWノミカタ

今回のプロジェクトはグループ会社であるアウディとポルシェが行っている活動に相乗りすることとなるが、河川ゴミの収集は成果が私たちにもわかりやすい。ドローンやAI技術を使いゴミをトラッキングしながら収集するシステムは効率が良く、エバーウェーブはこれまでに140万tの廃棄物を河川から回収しているという。環境問題に積極的に取り組む企業がその資金を有効に活用するためには、直接的な支援だけではなく、このような専門的な知見と優秀な実績をもった団体を見つけ出す力が、今後求められるのであろう。

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