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軽トラにルーフトップテント! 専用ロールケージでオーバーランダー仕様を実現したガレージイルのダイハツ「ハイゼットトラック」とは

軽トラにルーフトップテント! 専用ロールケージでオーバーランダー仕様を実現したガレージイルのダイハツ「ハイゼットトラック」とは

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kuitoshi)

米や豪で人気のキャンパースタイル

ガレージイルの軽トラキャンパー・オーバーランダースタイルは、専用ロールバーの上にテントを備えるルーフトップテントスタイルが特徴だ。このスタイルは、本格的なオートキャンプが手軽に楽しめるとあって、オートキャンプの本場であるアメリカやオーストラリアでも人気となっているシステムアップだ。

そもそもガレージイルがルーフトップテントをリリースするきっかけになったのは、代表の松浦さんが、ドバイで開催された「CUSTOM SHOW EMIRATES」にてSEMA(米国自動車用品工業会)SEOのウェイド・カワサキ氏と出会ったことにはじまる。

ルーフトップテントの利点とは

SEMAはアメリカで50年以上の歴史を持つ世界最大級のアフターパーツ・トレードショーであり、その主催者ともなれば、流行にも敏感で、最先端のトレンドを知り尽くしている。そんなカワサキ氏からアメリカでブームのルーフトップテントを紹介されたことで、アメリカのメーカー・タフスタッフの正規代理店資格を取得して日本国内販売に漕ぎ着けた。

レトロムード満点に仕上げられた500系ハイゼットトラックに、タフスタッフのオーバーランドシリーズ・ソフトシェルタイプのルーフトップテントの組み合わせは相性も抜群だ。テント素材は防水ポリウレタンコーティングが施され、同じコーティング加工のレインフライが重ねられるので、雨天時もまったく問題ない。4つの窓から風を取り入れることができ、テント内でリラックスしながらルーフトップからの見晴らしを楽しめる。

通常テントの場合、持ち運びや設営に手間を取られがちだが、ルーフトップテントなら積み降ろしが不要で組み立ても楽だ。また、地上に張るテントでは虫が侵入したり、第三者に急にテントを開けられたりする恐れもある。2階部分にあたるルーフトップテントであれば、テントに近づくにはハシゴが必要なので、安心感は段違いというわけだ。

テントは5名まで宿泊可能(耐荷重約362kg)で、約70kgの本体重量と合わせた重量に耐えられる車両強度があれば、どんな車種にも装着可能。ガレージイルではハイゼットトラックに装着するため、500kg近い耐荷重を持つオリジナルのロールケージキャリアを開発。軽トラ最大のメリットである荷台スペースを確保しながら、ルーフトップテントの装着を可能としている。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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