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800馬力のランボルギーニ「ウルスSE」は10種のドライビングモードで楽しめる! EVだけでも60km以上走れるクラス最速SUVです

800馬力のランボルギーニ「ウルスSE」は10種のドライビングモードで楽しめる! EVだけでも60km以上走れるクラス最速SUVです

投稿日:

TEXT: AMW  PHOTO: Automobili Lamborghini

パイロット気分になるインテリア

キャビンは、ランボルギーニの特徴である「feel like a pilot」デザインのDNAを強調するためにアップデートされ、ダッシュボードのフロントセクション全体に新しいソリューションが採用され、「レヴエルト」ですでに導入された軽量感が強調されている。

ダッシュボードの中央に設置された12.3インチに大型化されたスクリーンは、ヒューマンマシンインターフェース(HMI)の新バージョンで、レヴエルトと同様にグラフィックを一新し、より直感的に使用できるようになった。

ドライバーは12.3インチのデジタルメータークラスターと、前述の12.3インチタッチスクリーンディスプレイを利用することができる。このディスプレイはダッシュボードの中央に統合され、ランボルギーニ・インフォテインメント・システム(LIS)の中心となっている。また、SE専用のテレメトリーシステムや、周囲の環境をよりよく認識できる運転支援システム関連の新しいディスプレイも装備されている。

4つの異なる個性

コンソール中央の 「タンブーロ」セレクターユニットは、異なるドライビングモードを選択するために使用される。ハイブリッド・パワートレインの導入により、6つのウルス・ドライビングモードに4つの新しいエレクトリックパフォーマンスストラテジー(EPS)が加わり、合計10のオプションが用意された。ストラーダ、スポーツ、コルサモード(一般道やサーキット走行用)、ネーヴェ、サッビア、テラモード(アスファルトとは異なるグリップの路面用)に加え、EVドライブ、ハイブリッド、パフォーマンス、リチャージの各オプションが追加された。

EVドライブは、ドライバーに電気の可能性を最大限に引き出す。とくに市街地走行用に開発され、調整されたEVドライブは、60km以上の電気航続距離と130km/h以上の最高速度を実現する。この速度を超えると、V8エンジンが自動的に電気モーターをサポートする。

ハイブリッドはストラーダモードで走行中に選択でき、燃焼エンジンと電気モーターの最適なバランスとともに最高の効率と快適性を提供する。リチャージはストラーダ、スポーツ、コルサ、ネーヴェの各モードで選択でき、最適な性能を維持しながらバッテリーを最大80%充電する。パフォーマンスは、ストラーダ、スポーツ、コルサ・モードだけでなく、サッビアやテラでもウルスSEのポテンシャルをフルに引き出したい人のためのもので、アスファルト以外でもスーパーSUVのダイナミックなパフォーマンスを際立たせる。

選択した走行モードに応じて、車両のエア・スプリングが地上高を調整し、コルサでは15mm、リフトシステムが作動すると75mmまで上昇する。ステアリング、ドライバビリティ、ツインターボV8のサウンドを調整するパラメーターも可変で、ウルスSEの「個性」を反映されている。

各ドライビングモードを際立たせるために、エアサスペンションシステムのキャリブレーションには特別な注意が払われた。ストラーダでは快適性が改善され、スポーツモードは、ドリフトの開始と継続を容易にする新しいトランスミッションの特性を強化し、ドライビングにさらなる楽しさを注入する。サーキット走行専用モードであるコルサでは、ウルスSEはそのダイナミックなポテンシャルをフルに発揮する。これはサスペンションECU/エレクトロニクスのおかげでもあり、シャシーの動き(ピッチ、ヨー、ロール、ポンピング)を制御することで、レーストラックのカーブやグリップの低い路面でも、48V電子制御システムによって管理されるアンチロールバーによって、車両を極めて安定させ、反応させることができる。ネーヴェ、サッビア、テラの各モードは、ホイールトラベルと接地力の一貫性を最大化するよう最適化されており、どのような路面でも最高のトラクションを発揮する。

AMWノミカタ

ランボルギーニのSUVにもPHEVが導入された。そして北京モーターショーで現車の展示が行われた。ランボルギーニにとって中国はアメリカ、ドイツに次ぐ3番目に大きなマーケットで2023年は845台の販売を記録した。減速が見られるもののEV市場として大きい中国でこのクルマのお披露目をすることには大きな意味があるのだろう。

今回の発表を見て強く思うことは、PHEVになろうともランボルギーニらしさは失われておらず、さらに強化されているという点である。このSEモデルが今後唯一のSUVモデルとなるが、ウルスSよりもパフォーマンスが良ければ既納客の乗り換えの十分な理由になる。ランボルギーニはそうした点でも顧客の心をつかむのがうまい。

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