淡路島は神話の島だったと気づかせてくれる、タイムトリップの旅
SUBAROADの案内に従って何カ所か経由地を通ったあとに向かった場所は、伊弉諾(いざなぎ)神宮です。イザナギとイザナミは日本書紀や古事記に登場し、多くの神々を生み出し、日本を作った神様とされています。そのイザナギとイザナミが最初に作った島のひとつがこの淡路島ということを初めて知りました。
コースを進んでいくと、淡路島中央付近にある洲本市の洲本城も経由します。天守閣まで登ると眼下に広がる洲本の街並みや遠くの瀬戸内や大阪湾を見渡せます。
さらにコースを進むと今度は生石岬展望台というところに寄ります。ここはかつて日本陸軍が大阪湾の防衛のために築いた「由良要塞」に残る砲台跡や赤煉瓦の弾薬庫跡などを見学できます。
淡路島という島は知っていても、このような施設があることを知る・見る。これこそがSUBAROADの醍醐味で、普段通らない道を通ってみて、そこに伝わるストーリーを聞くことで知識と経験を積むことができる。普通のドライブアプリとはひと味違う楽しみ方ができます。
そうこうしていると、今度はスバル車の性能を楽しめるワンディングを走り、海岸線沿いに太陽と海を眺めながらのドライブも堪能できます。
ゴールである道の駅うずしおは2024年4月現在改修工事が行われており、手前に代替の休憩施設ができています。そこから眺める鳴門海峡大橋や遠くに見える渦潮などが堪能できました。
撮影しながらだっため、想定の3時間よりも時間はかかりましたが、各施設をゆっくり見学や堪能したい場合は、少々長めに時間をとり、1日かけてゆっくりドライブするようにしたほうが楽しめます。
なにより他のドライブアプリと違い、遠回りをして走りも観光も楽しもうというアプリなのですから、時間に追い立てられるプランは合わないかもしれません。時間に余裕をもって楽しみましょう。
ドライブを終了すると「リワード」と呼ばれるバッジがもらえます。全国にあるSUBAROADのリワードをコンプリートするのも楽しみのひとつでしょう。
ソルテラの性能をさまざまな面から実感できた
今回は筆者の愛車、スバルのBEV「ソルテラET-SS」で、スーパーGT第1戦岡山からの帰り道に淡路島でのドライブを楽しんでみました。SUBAROADは2024年2月からApple Car Playに対応するようになり、ソルテラの大画面ナビは案内も見やすく走りやすかったです(Android Autoは未対応)。
ワインディングでのキビキビした走りとSペダルモードを使うことで、いわゆるワンペダルドライブが可能となり、市街地からワインディングまで右足1本でのドライブも快適です。運転支援や安全支援の装置も充実しており安全・安心を実感できる性能を持っています。
充電に関しても今回のSUBAROADの111km想定であればエアコンオンでも全く問題なく、コース後半のワインディングで回生ブレーキを上手に使うことでバッテリーも回復できました。
全国に約20という豊富なコースを揃えるSUBAROAD、全コース制覇を目指してみてはいかがでしょうか。モータースポーツ好きなら、スーパーGTやスーパー耐久の観戦のついでに、SUBAROADを使って観光をしてみるというのも、旅の楽しみ方が増えるかもしれません。