ハイブリッドモデルは590万円
パワートレインは「クロスオーバー」とも同じ、最高出力186ps/最大トルク221Nmを発揮する2.5L直4エンジンをベースとしたハイブリッドで、システム最高出力は234ps。トランスミッションは電気式無段変速機で、駆動方式は4WD。燃費は21.3km/L(WLTCモード)となっている。
走行性能はショートホイールベースとワイドトレッドで俊敏性を高めてクロスオーバーとの差別化を図っている。またDRS(後輪操舵)を標準装備し、低速域では逆相、中高速では同相になるよう制御されており、回頭性と安定性を高めている。サスペンション形式はフロントマクファーソンストラット、リアはマルチリンクタイプで、足元には21インチのミシュラン製eプライマシーを装着していた。
可変ダンパーはPHEVのみの設定というが、しっかりと21インチタイヤを履きこなしており、乗り心地は良好だった。しいていうなら、このシャシーに対してはもっとパワーが欲しくなった。それならばPHEVをということなのだろう。ちなみに車両価格はハイブリッドのスポーツ Zが590万円(消費税込)、PHEVのスポーツ RSが765万円(消費税込)。いずれにせよ、街で見かけてハッとさせられるようなカッコいい国産車の登場を大いに歓迎したい。