カスタムでアメリカ南部の雰囲気を演出
以前はバイクが趣味でハーレーに乗っていたという菊池昭義さんの愛車は、1966年式のシボレー「カプリス」です。もともとアメリカの旧いクルマが好きでいつか乗りたいとは思っていた菊池さんですが、なぜ数あるアメ車のなかからカプリスを選んだのでしょうか。そこには素敵な理由が隠されていました。
タイミングを見て3年前に購入
2024年4月14日(日)に栃木県足利市で開催されたオールジャンルのアメリカ車ミーティング「K-Styles」にご家族と参加した菊池昭義さん。愛車は1966年式のシボレー「カプリス」だ。
「このクルマに乗る前は、自分の生まれ年である1980年式のハーレーに乗っていました。子どもが生まれたこともありバイクは降りてしまったのですが、もともとアメリカの旧いクルマが好きでいつか乗りたいとは思っていたんです。そうしたら旧いアメ車の値段が上がりはじめたのと為替などの問題で、アメ車が手に入れられる最後のチャンスだと思って。海外から輸入してくれる業者さんに連絡をして、購入しました」
3年前、中古車輸入業者に頼み並行輸入でカプリスを購入した菊池さん。基本的にカスタムが施されていない個体を輸入し、購入後は旧いホーリー(Holley)製のキャブレターをエーデルブロック(Edelbrock)製に交換、サスペンションのスプリング交換などの整備を行った。ほかにもアメリカ南部の雰囲気を出すために5連ホーンを装着している。
フロントベンチシートが購入のポイント
こうして念願のアメ車を手入れた菊池さんだが、実際にオーナーとなった感想はいかがなものだろうか?
「本当に自己満足の世界ですけど、こういった昔ながらのガソリンエンジンで大きい排気量のアメ車というのは、あまり人が乗っていないっていうのもいいですね。ある意味、手間はかかりますけど、たまに乗る分にはすごく楽しいです。信号待ちで止まっちゃったりとか、ガソリン臭いとかはありますけど、そういうのが理解できる人なら楽しいと思います」
購入時はさまざまな車種を検討し、候補を挙げるなかでひとつポイントとなっていたのが、フロントのベンチシート。その理由は奥さまと娘さんとフロントシートに家族3人並んでドライブがしたかったから。もちろん購入したカプリスはフロントベンチシート装着車なので、その想いは実現することに。
ただし3年が経過した現在では娘さんも大きくなり、3人で座るのもやや窮屈になってきたようだ。そんな菊池さん、今後もこのカプリスに乗り続けたいということで、カスタムというよりはメンテナンスをメインにしながら維持していきたいのこと。
「壊れてきたところとかを、ちょっとずつ直していきたいっていうのはありますね。あとはエアコンを付けるとかサビもキレイにしていきたいですし、できればちょっとキャンディーカラーとかを入れた塗装もしてはみたいですね」