3台目のコーチビルドモデルを発表
ベントレーは、「バカラル」、「バトゥール」に続く3台目のコーチビルドモデル「バトゥール コンバーチブル」を発表しました。16台限定で製作されるこのモデルにより、伝統の丸目4灯もいよいよ終わりを迎えることになりました。しかし先に発表されたクーペモデルの革新的なデザインのDNAをさらに進化させ、最終的には将来の新しいデザインの指針になるモデルと見られているだけに、そのデザインは必見です。
繭の中にいるような心地よいキャビン
今回、発表されたベントレー「バトゥール コンバーチブル」はビスポーク部門が製作し、バルケッタスタイルの「バカラル」、クーペスタイルの「バトゥール」に続く3台目のコーチビルドモデルとなる。
このモデルの特徴は、2シーターのコンバーチブルモデルであるということだ。前回のバカラルは2シーターのバルケッタスタイルでルーフを持たなかったが、今回マリナーのデザイナーはバカラルとバトゥールのデザインを融合させるだけでなく、コンバーチブルの使い勝手を含めたテーマを生み出す。さらにバカラルのデザインから着想を得た「ラップアラウンド」コクピットを採用することで、2シーターというキャラクターを強調することに成功した。
シート後方のドラマチックなエアブリッジと後部のテーパードカウルは、かつてのバルケッタスポーツカーを彷彿とさせる一方、繭の中にいるような心地よい感覚をドライバーにもたらすという。エアブリッジとテーパードカウルは、美観を追求するだけでなく、2つのフロントシートの後ろに半密閉式のラゲッジコンパートメントを備え実用性にも配慮されている。
コンバーチブルルーフは、ハードトップルーフに代わるモダンで触覚的な美しさをもたらす。このルーフは断熱材、シーリングシステムの改良、音響処理が組み合わされており、わずか19秒での開閉を実現する。